たかちゃんが体験したことやエピソードを紹介するコラムです。
「来日するヒーラーのプレス・カンファレンスがあるのでいらっしゃいませんか?」と連絡を受けたのが、昨年(2006)6月。
こういうお誘いはたまにいただくのですが、めったに出かけません。「すべての答えは自分の中にある」と実感してしまったわたしにはまったく食指が動かないのですよね〜。でも、今回は違ったのです。あとで送られてきたヒーラーのプロフィールや掲載雑誌に目をとおすまでもなく、「行く!」と決めていたのです。たぶん、この感覚はみなさんが「リコネクティブヒーリング」を受けるのを決める感覚によく似ています。「よくわからないけど、受けてみなくちゃ!」という直感ですね。
カナダ大使館で行われたプレスカンファレンスで登場したのは、ちょっとハデめのきらきらシャツを着た同年代の米国人男性。ぱっと見て、「ん?イリュージョン?」と思っちゃいました(笑)。それだけ、スピリチュアルヒーラーらしからぬファッショナブルな雰囲気だったのです。いわゆる「それっぽい」とか「妖しい」のが嫌いなわたしには、かえって好感がもてました。
はじめての来日で日本が大好きときちゃ、このエリック氏、しゃべるしゃべる、延々3時間。途中、わたしのかたわらに来て、眼にエネルギーを送ってくれたりもしました。わたしは別段何も感じなかったのですが、まわりの方に「あっ!まぶたがピクピクしてる」と言われました。
なが〜〜いレクチャーのあいだ、わたしはむこうのテーブルに用意されているスウィーツ(プチフールがいろいろありました)に注意が固定状態。「きゃ〜早くお茶の時間にしてくれ〜」と心はせいておりました(不埒な!)が、せっかくプレスに来たので質疑応答コーナーでエリック氏に質問をしてみました。
特に聞きたいことがあったわけではないのですが、なんかコミニュニケーションをはかってみたい気分だったのですね。で、何人かの質問がすんだあとわたしの番になり、マイクをもって立ち上がり何か質問しました(今となっては、何をきいたかサッパリ・・・)。そのとき、わたしは日本語で質問をしたのですが、わたしの質問が終わると、エリックがそのままとても自然に英語で答えてくれました。「ああ、それはね、今、話そうとおもってたことっだよ!こうこうこういうことでしょ?うんぬん・・・」って。
わたしは、そのまま英語を理解してしまったので、「ありがとう。わかりました」と一件落着したのですが、まわりはワケがわかりません。ほんとは、わたしの質問のあとに通訳がはいり英語にしてからエリックが答える図式だったのです。もちろん、エリックは初来日で日本語は「こんにちは」しかわかりません。
なんだか周波数が合ってしまったような感じがしましたね〜。でも、わたしにとってはとても自然な会話なのでした。きっと、将来、わたしたちはみんな、こうやって言語を介さず波動によってコミュニケートするようになるのだろうな〜と体感したひとこまだったのです。
そんな流れで、昨年の日本での最初のセミナーに参加することになりました。わたしは、気功を10年以上学び、またレイキや他のエネルギーワークも行ってきたので、エネルギー自体にとても敏感です。なので、「リコネクション」に対する期待は大きかったのです。しかし、セミナーを受けてみて正直言って何も新しくなかったのです。「これはいつもわたしがしてたこととまるっきりおんなじだ・・」。ちょっとガッカリ。
でも、でも・・・・同じエネルギーにみえても、どうやら周波数がいつのまにか変わってしまったようで、今までのレイキを使おうが、エネルギーワークをしようが「リコネクション」の結果となってしまうのですね(まぁ、エネルギーはエネルギーなので、どこからどこまでがレイキで、どこからがリコネクションというのはないと感じます)。エリックが「波動は伝搬するものだから、本を介しても、人を介しても、セッションでも、高周波は人々に広がってゆく」とおっしゃっていましたが、まさにそう。知らないうちに自分の使うエネルギーの周波数が変化し、エリックいわく、今まで地球に存在しなかった高い周波数帯を、どうやら使う一人となったようです。
もちろん、そのときにはそんな自覚はさほどなかったのですが、セッションをはじめてからのクライアントさんの反応が顕著。経過がめざましい。シンプルだけれど、やっぱりこれはタダモノではないと感じ入りました。その後、エリックが言うにはレイキは使えなくなるということでしたが、とんでもないレイキもなにもかも、全部バージョンアップしちゃって、どれを使おうと最善の結果を期待できるようになったわけです。
長年、氣やらエネルギーになじんでいただけに、このシンプルさ、この効果、この楽しさ・・・・新しいヒーリング時代の到来を感じます。
「リコネクション」のレベル1と2のセミナーから数ヶ月後のこと。
忘れもしない2006年11月21日。その日は、朝早くから熱海でのヒプノセラピー・セッション。朝、新幹線でやってきて、お昼の数十分の休みをのぞいて2時間のセッションが3つ。集中力がいります。気合いを入れてやってきました。
初秋のことで、朝から身体が冷えて仕方がないなぁと思っていたのですが、一人めのクライアントさんと話しているうちに、なんと!左目に異変が!視野の真ん中に光の玉があって、まぶしくて見えないのです。まるで、あのフラッシュをたいたあとの、まぶし〜いいやな感じ。「ありゃ?」と思ったのですが、「きっとコンタクトが異常をきたしたのかも・・・」と東京にもどるまでそのままにしておきました(けっこう、ノンビリ屋です)。そのうち光の玉は緑に赤い毛のはえたゾウリムシのようになっていましたが・・・(汗)。
自宅に戻ってレンズをはずしても、視野は真ん中が欠落したまま・・・。さすがに青かったです。「・・・網膜剥離(汗)?」翌日、眼科にかけこんだら、おこられました。
「なぜ、すぐ受診しないの?網膜の血管が切れてますよ」
って。でも、怒られたわりには、これに対して何ら打つ手だてがなかったのです。治療も薬もない。来るのが早かろうが遅かろうが、たいした違いはありません。
結局、専門医による精密検査のため大きな病院へまわされ、眼底検査に視野検査に造影剤検査(これらの検査は、目に強いライトを照射しながら行うのでけっこうゴウモンものです・・・)。病名は「黄斑変性症」。普通は加齢によって起こり、失明原因のNo.1といわれています。私の場合は、強度の近視のため網膜がひっぱられてダメージをうけたとか。で、実のところ、
「あなたの場合は、血管が密集している黄斑の真上が出血しているのでレーザーは使えません。なので、治療法は現在ありません。まぁ、80%がさらに悪くなる人、10%が現状維持、残り10%が幸運にも良くなる人、というところです」
・・・・結局、これ以上血管が切れないように祈りつつこのまま一生すごしてね、ということでした。
幸いにも、わたしのまわりの友人はエネルギーが軽やかな方たちばかりで、誰も「わっ!たいへ〜ん!」と大騒ぎする人がひとりもいなかったのが救いです。「へ〜、そうなんだ」「きっとよくなるよ〜」と、まるで風邪にでもかかった人を励ますような気軽さ。おかげさまでヘンに落ち込まず、さっそくアクションを開始しすることができました。
もちろん、文字が読めない、パソコンも拡大しないと見られない、本もだめ、映画もだめ、大好きなピアノの五線譜もぐにゃぐにゃ、人の顔だってその部分はないのですよ(けっこう、コワイです)。でも、考えると目を酷使しすぎたわたしにとって休養の期間となったことはまちがいありません。とにかく、目によいといわれる青汁と生ブルーベリー、ルテインの錠剤にホメオパシー、そしてとどめはリコネクティブヒーリング。毎晩、お風呂につかりながらヒーリングすると同時に、友人もやってくるたびにセッションをしてくれました。
はじめは何の変化もなく、やがてこの不自由さにだんだん慣れてきた頃、五ヶ月めの定期検診がやってきました。それ以上出血していないか調べるだけで、なんの治療もないのですが。眼底検査の画像を見ながら先生がしきりに首をかしげています。
「何、飲んでるって言ってましたっけ〜・・・?」
とおもむろにきかれて、何かと思いきや
「網膜の血の塊がほとんどなくなりましたね〜。・・・・・ん〜、これはすごいですね〜。きれいになってますよ」
ということで、
「もう、来なくていいですよ」
ということになりました。
どこか先生も腑に落ちない様子でしたが、結果は結果です。「ま、そういうこともあるか!」と、晴れて治癒不可能といわれた目の病気から無罪放免となったわけです(笑)。
もちろん、いまだ視力は完璧にはもどってはいませんが、きっとまた数ヶ月後にはさらによくなっていることでしょう。まわりの友人に言われます。「いくらリコネクティブヒーリングのパワーを確信したいからって、そこまで身体をはらなくてもいいんじゃないの?」って。まったくです。でも、自分が体験したからこそ説得力もつこうもんです。
決してリコネクティブヒーリングの効果は身体だけに及ぶものではありません。病気の治療をしたくてセッションを受けたにもかかわらず、思うような結果が起らないときもあります。でも、宇宙はあなたの霊的な進化のための最善をつくしていることを忘れないでください。期待どおりに身体を治癒すること以上の癒しもあるのです。でも、それがどんな方法かは宇宙の叡智が知ること。わたしたちは、ただ期待と執着を手放して身をゆでだねることで、最善をうけとることができるのでしょう。
身体的な治癒も経験いたしましたが、リコネクションと出会ったここまでの日々を思い返すと、気づかぬうちに人生の新しい流れに乗りはじめている気がします。ず〜っと詰まっていた栓がポンっと抜けたというのでしょうか、こだわりがなく以前よりも自由な発想を楽しめる自分を感じている日々です。
もちろん、今回の治癒はリコネクティブヒーリングの力だけではなく、さまざまな要因が組み合わさって起ったことだと思っています。通院中、あきらめることなくわたしを励まし、お見舞いを届け、ヒーリングをしてくださったみなさま、心から感謝いたします。暖かなサポート、ほんとうにありがとうございました。