セラピーで幼児虐待の後遺症による問題が多いこの頃、ちょっと考えさせられる映画です。作家として成功した娘がインタビューで母親の暴力にふれたことで、母は激怒。母の友人が仲裁に入るなか、自分が生まれる前の母親の夢や挫折、哀しみ、あきらめなどを通して一人の女性としての人生を知り、母の心の傷の深さを理解し始めます。人に暴力をふるったりむやみに傷つける人は、好きこのんでそうしているのではない、ということ。じつは深い傷からそうせざるをえないことをおしえられます。そんな苦しみを理解し受け止める器をもつため、自分自身も癒してあげないといけませんね〜、しみじみ。