東京フィルメックスで「カンダハール」という作品を観た。女性ジャーナリストがアフガニスタンを旅する様子をイランの監督がロードムービーとしてカメラにおさめたもの。ジャーナリストの女性が女優さんのように美しいのでドキュメンタリーであることを忘れてしまう。ショッキングなのは、画面の向こうから松葉杖をついた男性達が真剣な目つきで中空を見つめながら、すごい勢いで押し寄せてくるシーン。バラシュートにひとつついた義足めがけて地雷で傷ついた人たちがむらがってくる。この作品は、来年2月一般公開もされる。