地球温暖化問題に取り組む元米国大統領候補アル・ゴアさん。彼のセミナーをドキュメンタリーにしたのが、今上映中の「不都合な真実」。
「私たちが知らされていない環境破壊の現状をが、もっとつぶさに肌で感じられるかも・・・」と予告を見て興味を持ったのと、「エコサンデー」キャンペーンで500円で観られるというイージーな理由でさっそく出かけました。
バージン・シネマの巨大スクリーンで前から三列目はちとキツイ。でも、夕食をお腹いっぱい食べてマブタがおも〜い私たちにとっては、こんな至近距離の迫力映像では寝るどころじゃないでしょ〜、と思っていたのですが・・・・。
・・・みごとに寝ました。もちろん、このドキュメンタリーの意図、内容ともども文句のつけようがないのでが、なんせアル・ゴアさんが英語でまくしたて、のべつまくなしのチャートやグラフのオンパレード・・・。もう、左脳がフリーズ状態になって、右脳が開いたとたんトランス状態(お昼ね状態)におちいってしまいました。
やっぱり、この方政治家ですから、喋らせるとどうも演説になっちゃう。でも、ほんとうに人に伝えたいとか心情にうったえるときは、説明やら数字は期待されるほど受けとれないものです。それよりも「感覚」「ヴィジュアル」に訴えるほうが大切なのです。
たとえば、このポスターにしてもグラフや数字ばかりだったら興味をもたないけど、この不気味な煙突の写真が感覚をくすぐるのですよね。ですから、今起きてる危機に関する実際の映像やストーリをふんだんに取り入れ危機感をしっかりあおったすえに、数字を紹介するし解決策を提案する・・・、すると即座に私たちの潜在意識にその「感覚」が伝わることでしょう。
もっともっと「右脳(感覚・イメージ)タイプ」のプレゼンテーションがこれからの「伝わる」プレゼンテーションの主流になることでしょう。