人に「この映画、いいよ!」とすすめられても、どうも身体が受けつけない場合があります。
たとえば、アカデミー外国語映画賞をとったアルゼンチンのサスペンス「瞳の奥の秘密」。只今静かな人気でロングラン中。まわりから「おもしろかった」という声を聞いて出かけてきました。
しか〜し・・・最初の10分と最後の15分しか記憶になし・・・(汗)。この手の映画は、そこだけ観ても「なるほど・・・こういうことだったのか」とオチを理解してしまえる省エネ映画(だからといって寝るな!笑)。
なんでそんなことになったのかというと・・・。まず、仕事のあとに行ったので集中力の在庫ギレ・・・。あと、満員のわりには映画館に冷房が入ってなくて空気がどよよ〜ん。暑苦しく意識混濁。あと、決定的な要因としては、早口にまくしたてるスペイン語。そのうえ、暗く、あかぬけない画面。そして、むさくるしめの登場人物。この三拍子がそろうと、頭がフリーズして勝手にシャッターがおりて閉店状態。
そういえば、他にもありました。「オーケストラ」という映画。これも「いい!」と言われて行ったのですが、やはり爆睡。同じパターンで最初と最後だけの鑑賞となりました、そのわりには最後、泣いてたのは誰?!(汗)
これも、超むさくるしいおじちゃんたちが次から次へと登場し、早口のロシア語でひっきりなしにまくしたてる系、でソク頭がフリーズ。深い眠りに・・・。しかし、おもしろいことにロシア語じゃない部分にはピキっと反応し、眠りにおちていながら「む、む・・・今、ドブリーデンって言ったよね?それってチェコ語じゃない?!」てな感じで・・・(チェコに行ったときに、苦労して覚えたの)。こんな検閲かけて何の役にたつのやら。
でも、この映画、最後はかんどーもので、「ああ、よかった〜」と涙(笑)。最後だけで、お腹いっぱい!
二本とも、けっこう評判もよくロングラン作品。でも、ムサおじちゃんとまくしたて系言語にはめっぽう弱く、ソク店じまいして眠りこけるわたしなのでした。しかし、二本ともパーフェクトに鑑賞したかのごとく話しのスジがわかってしまうところがおかしいです。ムサおじちゃんとまくしたて言語が no problem 方にはおすすめしますよ〜。
しかし、「My type でなければ、即、退陣!」という正直すぎる反応に、少々当惑ぎみのワタシがいるのでした。