以前も書きましたが、「トーストはバターをぬった面から床に落ちる」「お皿はお気に入りから割れる」・・・なんていわれています。
私もいつもは作らないような手のこんだお料理を作って、「よしよし! これで完成♡」とお皿にきれいに盛りつけたら、みごと全部ひっくりかえしたことがあります(泣)。
エゴは私たちがルンルン♪ よい気分になっているときには、必ずペシャンコにしようと企てています(ほんとうに幸せになったらエゴは消滅してしまうので)。
けれど、ほどほどに不幸せ感が漂っていて、エゴをおびやかすような状態ではないときには、かえってちょっとした楽しいプレゼントをくれたりさえするのです。
つまり、「そのまま不幸せ感を漂わせながら生きていればいいんだよ!間違っても、エゴとサヨナラしてすっきりと幸せになろう!なんて考えちゃだめだよ。このぐらいのちっちゃな幸せが身の丈だろ?」というわけです。
そんなわけで、日々の生活のなかには、さりげなく自責の念を感じたり、自己嫌悪になったり、後悔したりする、罪悪感という名のドラマがくみこまれていて、この瞬間を使ってエゴはさらにパワーアップをはかろうとしています。
そのドラマに反応してしまうと、もれなく罪悪感を感じることとなりエゴはその罪悪感を糧にして肥えてゆきます。
今ちょうどお友だちからメールが入って、「ホテルランチをしたあとなのに、つきあいで天ぷらソバ食べてる(汗)」というメッセージが。本当は食べたくて食べているに、なんか悪いことをしているような気になっちゃったりするものですよね。
これもエゴの罠。「楽しみすぎだろ、それは!」って。ほんとうは、そうしたかったのだから、ただ素直に自分を楽しませてあげるだけでヨイのですね。だから、楽しんでね♡
そのようなわけで、日々の生活のなかでエゴがガッカリ感(罪悪感)をもたせようと常にチャレンジしてくることをアタマにおいておかなければなりません。
なにが起きようとも、なるべく反応しないようにすることが大切なのです。「罪悪感という、その手にはのらないよ!」と。反応すると、まんまとエゴの思うツボです。
そして、そんなガッカリ感をもたせる何かが起きたら、「これはわたしのエゴが作りました。罪悪感を感じさせるためのワナです。エゴが作りだしたものと私のこころにある罪悪感をとり消してください」とハイヤーセルフにお願いしちゃいましょう。
そうすると、エゴが罪悪感を増幅しようとした企んだワナを、エゴを取り消す機会にすることができます。
「私には楽しむ権利がある♡」と軽く、楽しく、罪悪感というエゴの思いをもたずに楽しみましょう♪
(「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/ ヒプノセラピー・カウンセリング )