予想外のことがおきたとき・・・
たいへん、たいへん、ああしなきゃ! いや、こうだ!
あれして! これして!
と、テンパって行動に走りがちです。
でも、まずは深く息をして、ただ「止まって」みましょう。
止まって、「誰がパニクっているのか?」「誰がコワがっているのか?」調べてみましょう。
そこでワーワー声をあげているその声に気づいてみましょう。
その声に気づけた、認識できた・・・ ということは、それは自分ではなかったのです。
認識できるものは自分と離れているからです。
ただ自分は後ろに下がって、そこでワーワーいっているその声を眺めていましょう。すると、だんだん静まってくることに気づきます。
このように、ニセモノの声はそれにしっかりと気づくことによってご退場いただけるのです。ニセモノだと正体をあばかれてしまったら、スゴスゴと消え去ってくれます。
ほんとうの自己には声がありません。静けさ、安らぎそのものです。
そして、うるさい声にご退場いただき、静まることによってほんとうの自己を呼び覚ますことができます。
その自己のなかにこそ、すべての答えがあります。
静けさという自己のなかで、この問題がどのように解決されるのかをただ見ていましょう。
なにがどう展開するのか、おもしろがって見ていましょう。
ニセモノさえいなくなれば、静けさと安らぎさえあれば、あとはうまくカタがつくはずです。
きっと、「そうきたか!」というちょっとびっくりな方法で解決するかもしれません。
(「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/ ヒプノセラピー・カウンセリング )