furukawaさんのブログ

マリー・ローランサンの館

"「ローランサンが好き」というとなんだかいかにも乙女チックな感じだし、そのうえどの作品も同じにみえてあまり好きな画家ではなかった。現在開催中の回顧展、彼女の歴史に照らし合わせながらじっくり作品と向き合う。詩人のアポリネールとラブラブな初期の頃は、淡いグレーにピンクに白の甘あま色。でも、その後戦争による不本意な亡命・離婚・アポリネールの死・パリへの帰還をへて、40代の作品は多彩な色が調和して、どこか憂いもあり、力強くやさしい。いっきに好きになった。描かれた女性のまなざしも意志的で美しい。雨上がり、緑がうっそうと茂った旧朝香宮邸で静かにローランサンに出会う。ちょっと別世界の休日。"

たかちゃん旅日記7 多菓子さんの執念のたまもの

"おめあての街に着いたら、そこに慣れるのに半日は要する。二日目ともなると結構、勝手知ったる他人のなんとかで我がもの顔で闊歩したりするが、そこに至るまでは失敗の連続。言葉がさっぱりわからない国だと、あてづっぽうでバスやトラムに乗るので、とんでもない所で迷子になる。でも、どこへ行こうとも自信が持てることが一つ。それは、おいしいケーキ屋さんをすばやく見つけ出すこと。恐るべし嗅覚にて探しあてる。チューリヒでもあまりの暑さで思考停止状態にもかかわらず、その老舗のケーキ屋さんに吸い込まれるように入っていった。これが大当たり。1日目の生クリームたっぶりの苺のシューにしろ二日目のタルトにしろ大絶賛もの。まさに、その人の人生で何を強烈に引き寄せるかは、その人の執念に正比例するな〜。"

たかちゃん旅日記6 世界名湯めぐり

"ブダペストの温泉は、ガイドブックによると女性はエプロン、男性はフンドシ着用。これってちょっとマヌケなので、水着でOKなところを選択。屋外に3つほどプールのような温泉が並ぶ。あいにくの曇り空に震え上がる。まず、一つめの温泉に足先をひたす。「きゃお〜ん!これは水だよ〜」。お隣も同じく、プールにしても冷たすぎ。一縷の望みをかけて三つめへ。ここは、おじいちゃんたちがマ〜ッタリと身じろぎもせずにつかっている。この雰囲気、イケそうだ。足を恐る恐るひたす、「わぁ、あったか〜い」。中に入ると、深いぞ!なんとアゴ先まで水没、常につま先立ちを要求される。リラックスどころじゃないんですけど。しょうがないので、脇にあるバーにとまってセミになるより仕方がなかった。"

"たかちゃん旅日記5 「はじめてのおつかい」風、お土産ショッピング"

"ハンガリーの夏のメニューにさくらんぼスープというのがあって、このインスタントがお土産によさそう。さっそくスーパーへ出向く。さくらんぼの絵がついた袋が並ぶ。これかな?一応確かめたい。地元のおばさまに「Soup?」と袋をさして連呼してみたら、ハンガリー語の嵐で答えが返ってきた。が、スープではない様子。理解不能な説明は勝手に延々と続く。そのうち、ほかのおばさまも集まってきて、ちょっとした黒山の人だかり。幸い、最後に英語のわかるおばさま登場。私をスープ売り場へと引っぱっていった。おお!さくらんぼ柄のおなじみのクノールにマギー、これこれ!どうやら、先ほどのはピクルスのもとだった様子。あぶない、あぶない!ファオグラのパテも、容器の鴨さん印をたよりに購入。大丈夫かな?!"

たかちゃん旅日記4 美女をさがして数千里

"M氏より、ハンガリー女性の写真を撮りまくってくるように、という特命をうけて旅だった。彼いわく、ハンガリー人はアジア系の祖先をもつヨーロッパでも有数のべっぴんさんの原産地だとか。絶世の美女軍団を想像してブダペストへ降り立つ。まず、空港で見つけたおばさん。かなり太ってはいるが、その昔美女であった片鱗は多少はある。翌日、期待に胸ふくらませ街へ繰り出す。が、「あれれ?」と拍子抜け。美女はみんなお出かけかな?目につく女性はおデブでワイルド、他のヨーロッパにくらべてチトあか抜け度が低い。もしや、M氏はたんにワイルドおデブフェチだったのか?"

たかちゃん旅日記3 珍味は出し惜しみしてこそ価値あり?

"今までの人生の中で「えっ?今の食感、もしかして?」というほどかすかにしかフォアグラに遭遇したことがない。それも、臆面もなく「フォアグラのなんとか風」とうたっているメニューであっても!だから、ブダペストで山ほど味わってみるというのは、なかなかのイベントでありました。結果を先に申し上げると、これがスゴイ!巨大な塊が4つも山積み。げ〜っ、全部正真正銘のフォアグラだ〜。一口味わって、これはもう至福としか言いようがありません。二口、三口。歓喜はしだいに「これらをぜ〜んぶ平らげねば!」という悲壮感にかわって楽しむどころではない貧乏性。トカイワインとともに味わうことも忘れて、額に汗してのフォアグラ戦でした。"

たかちゃん旅日記2 ギョギョッ!お相手はティーンエイジャー?!

"ミラノ〜コペンハーゲン行きの便はなかなかとれなかった。当日、搭乗ゲートは真っ黒な人たちでいっぱい。何事か!と思えば、隣りに坐ったマイケルくんによると彼らはガーナのサッカーチームでダナカップ出場のための報道陣、関係者を含むご一行様。なるほど、どの便もこんなチームに占領されていたらしい。彼はとりあえず誰でもいいから英語が通じる相手を見つけた歓びで、瞳をきんらきんらさせて矢継ぎ早に質問をあびせかける。名前は?トシは?彼氏は?ここで、少しでも彼が満足する受け答えをしようものなら即座にガーナに連れ去られそうな勢いだった。でもぉ、この人19才なんですけどぉ(^_^;)"

たかちゃん旅日記1 お邪魔しまぁす!お宅拝見

"デンマーク滞在中、二つのおうちにお邪魔しました。寒い北欧は家で過ごす時間が長いので心地よく住まうのに労力を費やす、とは聞いていましたがいささかうなりましたね〜。想像以上。日本でいう家って、雑多な日用品が所狭しと並ぶイメージがあるのに対して、こちらは紙切れ一枚、ペン一本すら外にでていないのです。モデルルームさながら、家具と調度品がピシッとあるべき場所に並ぶだけ。「なぜ?」と質問したら、単に物が少ないとのこと。本当に欲しい物をひとつだけ、見きわめて見きわめて手にするようです。自分にとってのNo1にこだわる、この精神見習おうっと!"

ただいまぁ!東京は涼しゅうございます

"「涼し〜いっ!」帰国第一声です。今回は、イタリア以外は寒いのでは、と長袖をたくさん抱えて出かけたのですが、とんでもない!「いちばん爽やか」とふんでいたスイスがまさに灼熱地獄。到着した夕方が33度で、湿度がない分その陽ざしは肌につきささるよう。おまけに羽ぶとんに埋まっての熱帯夜は一睡も出来ない。あまりの暑さにどこか他への逃避行も考えたのですが、なにぶん物価がおそろしく高いスイス。ちょっと移動するだけですごい散財。結局、腹をくくって灼熱のスイスで身を焦がしてまいりました。あ〜、ここは空気が柔らかくって気持ちいい!"

★★「オフィス・るん」は 7/18 までお休みです★★

"7月になりました!早々に夏休みをいただくことになりました。7月19日より、通常どうりセッションを行いますので、ご予約ご希望の方、お問い合わせの方はメールかファックスにてメッセージをお送り下さい。戻りしだい、お返事させていただきます。よろしくお願いいたします。"