私たちの願いは、ただひとつ。「幸せになること」です。それは、みな同じ。
そのため、誰もが日々さまざまな努力を重ねています。
せっせと活動し、必死で仕事をし、愛する人を見つけ、自分の理想をめざす ・・・ すべて幸せになるため。
ところが ・・・ なぜかその途上で、自分を苦しめています。お尻をたたいて自分を酷使し、好きでもないことを無理じいし、愛のために犠牲をし・・・ もうヘトヘト。
幸せを目指していたはずなのにその努力は水のアワ、どんどんツラくなる現実っていったい・・・(汗)? なぜっ?
幸せという「結果」を手にしたいとき、幸せはいつも手のとどかない未来にあって、今は犠牲にされて相変わらずツライ生活 ・・・ということになります。幸せは、いつも届きそうで届かない未来にぶらさがっているのです。
でも、私たちは「今」以外にいたことなどないのです。ここが幸せでないのなら、とうてい幸せは望めません。
今しかないなら、手にしたいもの(結果)とそれに対する努力(原因)も同じところにあるはず。遠くに切り離しておくことはできず、今同時に起こっているはずです。
だから、努力して「いつか幸せになる」という図式はあてはまりません。今以外には意味がないからです。
原因と結果がワンセットで同時なら ・・・ ただシンプルに、今、すぐにしあわせであることを選ぶことができます。
しあわせは外からやってくるように思われますが、じつは自分を苦しめる考え方をしないこと、それだけなのです。(しあわせでないときには、モノゴトに対して、自分がツラくなるとらえ方をしているのです。自分で自分を怯え、疲れさせています。)
だから、毎瞬、自分を苦しめるような考えをチェックする必要があります。ツラい考えは、自分に対するムチになっていたのです。そのとき幸せは感じられません。
ただ気づいて手放して、安らぎを選ぶだけで、すぐに平和になります。リラックスできます。
自分の思いこそが自分を虐待しつづけている、という事実になかなか気づけません。しかし、考えがないところでは苦しむことすらできません。幸せにしない原因が、自分の考えにあったことがわかります。
「たった今」、毎瞬、毎瞬、自分を苦しめる考えに気づいて、ハイヤーセルフへと手放して、ただ安らぎを選ぼうとする意志だけで十分なのです。
毎瞬はむずかしい ・・・ というときは、「いやな気持ちになっている」「怖れを感じている」というときに、その直前の思いをチェックしてみましょう。かならず、自分に優しくない考えがそこにあることに気づくことでしょう。
ハイヤーセルフにそれらを委ねることで、こころのクセを修正してもらいましょう。そして、たった今、安らぎを感じてみましょう。
(「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/ ヒプノセラピー・カウンセリング )