もう、あれから15年?! 3作目です。(シリーズ 1作目が2001年。)
なつかしいな〜。で、思わず観てしまいました!(笑)
今回のサブタイトルは、「ダメな私の最後のモテ期」。
ハリウッドの女優さんて、ふつうに女の子役をやってもキラキラ感が隠しきれず、それがステキではあるけどリアルさに欠け、距離感がぬぐえなかったりします。けれど、レニー・ゼルウィガーのブリジットの場合は、かなり等身大。ぽってり気味の体型で、どこか垢抜けず、けっこうドジで、でも上昇志向が強くて、めげずに頑張る ・・・そう、「いる!いる!」こういうひと、「ある!ある!」こんなこと、とみんなが親近感をもてちゃうキャラこそがブリジット・ジョーンズ人気の秘密。
そして、あの時代もまさにストーリーそのものの頑張ってる時代だったし・・・。
でもそれからリーマンショックもあり、いろいろな荒波にさらされて、ひとびとの価値観もかわり、2016年をむかえている私たち・・・。
32歳だったブリジットはいまや43歳になり、独身のキャリアウーマン。そして、まさかの妊娠!! ところが、父親候補が二人いて、最後の最後まで混迷をきわめます。これは昔のラブコメ感まんさいでしょ〜!
観ていてこのノリ、ちょっと違和感を感じてしまいましたよ〜。2016年っぽくないな〜。前作の時代のまま?
11年前の2作目が公開された時代だったら、「ブリジット43歳の姿」として「そうだよね〜。ブリジットらしいよね〜」とありだけど・・・。今、このストーリーってどうなの?! って感じてしまいました。じゃっかん昔風女子像(ああ、でもだからこそ、ブリジット・ジョーンズなのかもね)。
まわりも、そして自分も含めて、女性の30代から40代への11年間って、もっと複雑で、もっと堅実に成長しているよね・・・と感じるのは私だけ?(ブリジットは30代と同じレベルのノリではありませんか!?(笑) でも、そこがブリジットか?)
最近の映画事情では、この手のラブコメはほどんどお目にかからなくなったので、ラブコメのお決まりっぽくつくられているところが、かなりなつかしくもあり、安心感もあり、おもしろおかしいのだと思います。
PS イケメンでモテモテのチャラオ上司だったヒュー・グラントが、ナントのっけから事故死させられているのはどういうことでしょう?!(なにも殺さなくたって・笑。ヒュー・グラント好きなのに!)以前のようにコリン・ファースとブリジットとの三つどもえになってないところがちょっと残念。しかし・・・これには最後にオチがつき・・・ってことは、もう一作できそうですよ〜。