公開を楽しみにしていた一本。
あの「なんちゃってオスカー」に輝いた「La La Land」を観てきました。(オスカー受賞したはずがミスだったという・・・汗)。
あの超ガッカリな場面で、主演のエマ・ストーンは笑顔で「受賞したのがムーンライトで嬉しい!」と言えちゃうところがすごいです。
冒頭のシーンから、もうパワー全開!
予告でもおなじみの、あのハイウェイでのミュージカルシーンです。
ピアノの弾けるようなメロディーにのせて、これってエンディングでしょ!? っていうぐらいの盛りあがりで一気にひきこまれます。
セリフ全部がメロディーになっているようなミュージカルは、ちょっと疲れてしまうのですが、これはミュージカルであることを忘れてしまうようなほどよい感じ。お馴染みとなる旋律が何度もくり返さるシンプルさもいいな。
売れないピアニストと女優を目指すウェイトレス。二人の出会いは決してロマンティックとはいえず、お互い「タイプじゃない」と憎まれ口をききあうところから始まります。でもそんな口をきけるからこそ、親密になる度合いも深く早いのかもしれません。
恋する気持ちをパワーにかえて、二人手に手をとってそれぞれの夢に邁進します。でも、夢を叶える途上で起こるさまざまなことが、ふたりの関係にも暗い影をおとはじめ・・・。
最後は ・・・ ああ、よかったね!と思いつつも、ほろ苦い。なんかちょっとひっかかる感じのエンディング。だからこそ惹かれるのかもしれません。
赤や黄、青というヴィヴィッドなドレスの色、星空などを使ったファンタジックな場面、ジャズピアノの印象的な旋律、ロスの暮れなずむ空の色 ・・・ とても色が美しくって、こころにしみこむようです。
楽しかった♪ 好きなタイプのミュージカルです。もういちど観たいな〜。