人によって開かれている五感が違うのをご存じですか?つまり五感の得意分野があるのです。
私は強度の近視のためか「視覚」の分野は今ひとつ。もちろん、美しい自然や美術、色彩には感動しますが。私の記憶に色濃く残っていつまでも消えることがないのは・・・「香り」。つまり、「臭覚」、匂いが私の得意分野のようです。(鼻をヒクヒクさせててドウブツくんみたい?)そして臭覚の次は感情を含めた「感覚」です。
恋人やお目当てのひとにアプローチするときどうしますか?相手の得意分野をおさえて、そのチャンネルからコミニュケーションすることは、恋愛必勝にはことのほか大切なプロセスです。さもないと、「むせかえるような愛」もただの暑苦しさになりかねません。
「感覚」タイプの人にいくら流行のファッションと外車でデートをきめこんでも、それは単なるキザかイヤミにしか感じないかもしれません。「視覚」にうったえるよりも、ハートにつたわる温か~い一言とか、思いやりのこもったちょっとしたスキンシップのほうがむしろ効果的。「私って愛されてるっ」て感じられるものです。(やりすぎるとセクハラになるので、くれぐれもご注意・・)
気の合う人というのは、得意分野の感覚が同じか、あるいはしぜんと相手の分野を把握している人です。
私は、お散歩をしていても「あっ!いいな!気持ちいい!」と感じるのは、夕暮れどきの甘~い花の香りだったり(なぜ夕暮れになると花たちはいっせいに、あんなにいい香りを放つのでしょう?)、雨上がりのあたたかい土の匂いだったり、あるいはこれから降りはじめる雨のなつかしい匂いだったりします。
幼い頃、毎日繰り返したピアノの練習曲を耳にするたびに、様々な季節の香りが浮かんできます。金木犀、クチナシ、泰山木、老梅、沈丁花、苔や松ヤニの匂い・・・それは、小さいときから私の友達だった庭の木々たちです。そう、雪の匂いも好き。そして、その香りたちは幼い頃の記憶のひとこまひとこまとリンクしていて、とてもなつかしくてハッピーな気持ちにさせてくれるのです。
ところで、あなたは何タイプ??そして、あなたの大切な人は??