列車の旅、第二話。不規則な振動音にも慣れて、うとうとしはじめた早朝6時過ぎ。コンパートメントのドアをかすかにノックする音が。と、次の瞬間すでにロックがはずされドアは全開。煙草をくわえた制服姿のムサ男たちが威圧感たっぷりにずらりと並んでいる。も〜、まったく「スターの寝起き」じゃないんだからやめてくださ〜い!という感じです。思いっきりやな顔をしてみたが、反応なし。この人たちにはレディーの迷惑がまったくわかっちゃいない様子、いや、楽しんでいるのかも!犯罪者の取り調べなみの強引さで、まあ、ようはパスポートを見せろということなのです。しかし、これだけで動じていてはいけません。その後、通算4回こんな有無を言わせぬ人たちが、ひっきりなしにやってきた。税関にいたっては寝台の下をチェックさせろというので、ついに居場所がなくなって寝台の上をぴょんぴょん飛び跳ねていたら、このコワモテにいさんたちがそれを見てついに笑いだした。なぁ〜んだ!そんな仏頂面でもふつうに笑うんじゃん!人間、どこでも同じだわ。みょ〜な一体感が生まれてしまいました。
たかちゃん旅日記10 笑いは万国共通語
- furukawaさんのブログ
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