たて続けに自伝ものを読んでいます。版画家の山本容子さんの「マイライフ」と染色芸術家、故久保田一竹さんの「命を染めし一竹辻が花」。このどちらからも強く感じたメッセージは、人生いろいろあろうとも必要なことはすべて緻密に用意されているということ。それは、私たちが頭で計算したり、頑張って努力するよりもずっとパーフェクトな青写真。いちばん大切なのは、「流される」こと。流される、というとちょっと受動的な感じですが、これは全面降伏的な意味ではありません。それよりも、日々の自分のするべきことに全力を尽くしたら、あとはなるようになってみる柔軟さ。人生で起こった一見不幸にみえること、一大事なことも、実は豊かでパーフェクトな人生、自分の才能を開花させて世の中に与える人生への完璧なきっかけになっているのですよね。人生で大切なことは、信頼しゆだねて流される、これがキーワード。
人生のキーワード
- furukawaさんのブログ
- 参照(1578)