「多菓子」修行をしていたあの頃

約9年ぶりで学生時代からのバイト仲間だった友人と再会。「ああ、あんな時代があったなんて!」「思い出すのも恥ずかし〜」と叫びつつ思い出話に花が咲きました。(二人とも、あの当時よりもシンプルで軽やかで、逆に若々しくなったかもしれません。・・・そうとう若年寄だったのね。)当時、学生だった私たちは新宿伊勢丹のプチガトーショップで、なにやらチロル風の制服を着せられてケーキを売っていたのでありました。売り場は、お隣がモロゾフとクローバー、そしてドンクやらキムラ屋に囲まれた絶好のロケーション。閉店までいればもれなくホールのチーズケーキやらシュークロリームを何箱も、そしてロールケーキにクレープに・・・と、持ちきれないほどおみやがついてきたものです。その頃は帰宅すると、期待にあふれた家族の視線がいっせいに私の手元に集るのです。きょうは何を持っているのかチェックが入るわけです。そして寝しなのティータイム。もう、容赦なく太りましたね。そして、この時代に私の多菓子としての素質がかなり鍛えられたようです。ああ、なつかし〜。