ああまでして出かけたのにはワケがあった?

"とくにお出かけの必要もなかったのですが、仕事が終ったらやっぱカフェでお茶でしょう。しかし、これが大きな間違い。台風よりすごいぞ!20mぐらい歩いたところで、まず傘がボキッと折れた。「きゃ〜ん!こういう日に限って、なんでいちばんのお気に入りなんてさしてきちゃったの?」。でもまったくめげずに、近場のカフェで妥協することなくわざわざ高層ビルのふもとにあるカフェへ。カサはうらがえってボロボロ、バッグの中はびっちょびちょ、くつは水がたまってがぼがぼ、髪は電髪状態。まったくのぬれネズミでようやくカフェに座っても、大きなガラス窓がバコバコいってて、いつ襲いかかってくるこやら気が気じゃない。しかし、小一時間ほどでちゃっかりウソのようにおさまって、洋服も無事乾いたその頃、知った顔が偶然カフェっをとおりかかった。まるで最初から待ち合わせたように、友人と楽しくお茶をして帰ってきました。"