人生につきまとうもの

"毎日あったかいですね〜。年々、冬が短くなってゆく気がします。私が小学生の頃の2月といえば、木枯らしに吹かれながらも庭遊び。霜をサクサク踏んいるうちに泥んこなって運動靴の底がこてこて、まるでぽっくりゲタのように高くなっちゃうのです。あるいは、池に分厚く張った氷をそのままがっぽりと取りだしてみたり(いったいいつの話でしょうね〜)。でも、そんな遊びをしているうちにいつしか暖かくなって、庭の主とばったり出くわす日がやってくるのです。大の苦手のガマおやじ。垣根のところにあるポストに新聞をとりにいこうものなら、巨大なガマおやじが敷石の真ん中にドシンと構えていて家に戻れなくなったこともたびたび。ここ目黒に引っ越してきてガマおやじと縁がきれたかというと実はそうでもなくって、春の夕暮れどき西郷山公園に行ってみて下さい。結構悲鳴もんです。"