きょうは、歯医者さん。この瀕死の虫歯、ほんとだったらとっくに抜かれていそうです。でも、この先生は「気合いで治しますっ!」と、手を変え品を変え精一杯の延命治療をしてくださる。その気合いか念力のおかげで抜歯はまぬがれたのですが、神経は取り除くことに。「和歌山カレー事件のアレをいれるんですよ〜」と先生。「えぇ、ヒ・ソ・・・?」。聞き捨てならぬ発言に一瞬固まったのですが、「大丈夫です。全部、自分で食べてみてますから」と先生。(え〜〜っ、味見してるのぉ?二度びっくり!)。そうなんです。この先生、ご自分が痛みに対して極度の恐怖症のため、患者さんになみなみならぬ気遣いがあるのです。たとえば、麻酔の注射の開発、そしてここで使われるありとあらゆる薬品は、ご自分で注射してみたり食べてみたりの人体実験のすえ、絶対「痛い」とか「怖い」とか「不快」な思いをさせない究極の治療をめざしているのです。幼いころ神経丸出しの歯に麻酔がきかず拷問まがいに削られた私は、歯医者に重度のトラウマあり。その私が心地よく楽しく(なにしろ、診察台の前にプラズマテレビあり!)通えるのはスゴイことです。ホントに、センセが恐がりさんでよかったわ〜。どれだけ救われていることか。「痛み(短所)は才能にかわる」といいますが、まったくです。
前田歯科さん
弱点こそが身を助く
- furukawaさんのブログ
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