「いまいち」の秘密

私でさえ知らなかった代官山のビル丸々一棟に、それは可愛いケーキ屋さん、スタイリッシュなレストラン、変ったお料理学校、よくわからないパーティルームが出現。ここのフレンチ・ジャパニーズでお食事をいただきました。黒とシルバーを基調にしたインテリアとおとしめのライティングは、まるでN.Y.のスノッブ風レストラン。お料理も、そこそこ手をかけていて美しいのです。しかし、巨大な厨房が備えられた80人は入るこの広〜〜いフロアには、なぜか私たちとあと一組だけ。この閑散さかげんは、いったい何??お食事をすすめるうちにふと気づいたのです。「お皿が出て来ると盛りつけやら素材に、びっくりする」「味付けは、エスニック風だっり、日本風だったり、常にひとひねりあり」で、すご〜〜く楽しいんだけどぉ・・・・・・でも、なんかホッとできないなぁ。まぁ一回来ればいいか、という気持ちになります。つまり、リピートするお店枠に選ばれないわけです。一方、繁栄しているお店は、リピーターさんに支えられています。びっくりどきどきわくわくもたまにはいいけど、やっぱりどこかでどっしり安心できてくつろぎ感のあるものを求めているのが人間。だから、刺激的なのは一回きりで「もう、いいです!」になっちゃいます。これって、人間関係にもいえそうですよね。なにか目を引いたり、主張するポイントがある人は一気に人気ものになるけれど、あんがいサ〜ッと人がひいてしまって本当の友人はいなかったりします。やっぱり、人に安心感を与えることは、商売でも人間関係でも大切なポイントです。(しっかし、ご馳走していただいたにもかかわらず、口はっか達者でスミマセンっ!!汗)