私が作ると、なぜだかいつも「たまご焼き」。フレンチトーストの風体とはほど遠いのです。なぜなら、溶き卵が余らないようにパンをどっぷり浸し過ぎて、パンだかタマゴだか正体不明になってしまうのが原因です。
きょうは、友人がランチを作ってくれました。「ハム&幻のチーズのフレンチトースト」(チーズはうっかり買い忘れてしまったので、あくまでも入ってるつもり・・・)。しかし、ひとさまに作っていただくものって、どうしてこんなにおいしいのでしょう?!バターを豪快にジュワっと溶かして、焦げる直前に強火でいさぎよく焼きあげて。すると、食感はカリっとしているけど中はふわふわに。そしてパウダーシュガーでほんのりおめかし。同じものを作ってもこの違い。
料理は、ほんとにホンショウが出ちゃうものです。友人の場合は、大胆で思い切りがよくって、うまみ(チャンス)をしっかりのがさない潔さがあります。それに比べて、私のこの「溶き卵どっぷり症候群」は、なんでもかんでも欲張り過ぎて身動きがとれなくなっちゃう自滅タイプ、と自己分析。次回から、カリリとライトで、なおかつジュワ〜っとうまみのあるフレンチトーストを作るべく頑張りますわ。
あつあつトーストに舌鼓をうちつつ、突然の洞察に納得するのでした。