お茶の間シネマトーク「ナルニア国物語」

「ナルニア国物語」といえば、どっさり何巻にもわたる長編ストーリーです。いつも読み始めるたびに「今度こそ、制覇するぞ!」と息まくのですが、たいてい岩波少年文庫の2巻めほどで挫折するのがつねでした。さて、このたびは映画で登場。封切り初日に行ってまいりました。

映像にしてしまうとイマイチかな〜と心配でしたが、そんなことはありません。のっけからの空襲シーンで、そのあまりのリアルさに他の映画の予告かと思ってしまうほどでした。ディズニーというよりは、スピルバーグばりの迫力と特撮のこりようで、ぜんぜん子ども騙しではありません。本よりおもしろいです(全部読んでないくせに!)。大人もかなりエキサイトできること間違いなし。

本のなかでは、悪い魔女が少年を「プリン」でそそのかして手下にするのですが、映画では「プリン」ではなくて「ターキッシュ・ディライト」というシャレたお菓子に変っていました。いくらなんでも、いまどきプリンごときではそうやすやすと子どもはついて来ないでしょう。この新種のお菓子は、口のまわりが真っ白になるほどパウダーシュガーたっぷりで、不思議な赤茶色。どうやらイギリスのティータイムにはかかせない定番のお菓子のようです。少年がハグハグっとぜんぶ平らげてる様子に、わたしも思わず生ツバものです。 お願い!なんでもいうこと聞くから、ひとつ私にくださいな〜♪(桃太郎の家来か?)

「ハリー・ポッター」は、一話め以外はみてる途中で眠くなってしまうのですが(なんせ、話がこむずかしい)、ナルニアは今後も期待大です。不思議な動物オンパレードが楽しいです。わたしは、ビーバー夫婦の仲睦まじさに心酔してしまいました。ビーバー奥ちゃまが、なんとも愛らしいです♪

涙壷度: ★☆☆☆☆(お涙ちょうだいものではありません)
はらはらドキドキ度:★★★☆☆