代官山、中目黒界隈は「落書きいたちごっこ天国」。どこもかしこもおかまいなしで、スプレーで落書きをされるのです。そのままにしておけば際限なく増え続け、その節操のなさは子供の落書き帳よりヒドイ。しかし、一分の隙もなく即キレ〜に修復してしまうと、もうターゲットにはならないようです。
小さなほころびや乱れを無視しておくと、それがどんどん増殖し、手がつけられないほどひどくなり、しまいにはわけのわからないものに乗っ取られてゆく・・・これは、人さまの心の状態にもかなり似ております。心もこまめにキレイにしないと、自分でさえもぐちゃぐちゃになっていることに気がつかなくります。さらに、類友の法則で新たにぐちゃぐちゃなものがどんどん引き寄せられてくることになり、ついには制御不能状態、自己嫌悪や人生放棄にまでなってしまうのです。小さなイライラ、ムカツキの段階でキレイにいたしましょう。
ところで、「るん」の階下にあるゴミ置き場も落書き天国だったのですが、ひとつだけ気に入った落書きがありました。夜になると、その落書きの頭のところにポッと灯がともって、なんとも愛らしい。とおるたびに、「おはよう」とか「いってきます」と声をかけているうちにすっかり仲良しに。その矢先・・・、なんとHe's gone・・・。カベがきれいになったのは嬉しいけれど、突然のお別れがちょっと寂しいです。