私のまわりには文句なく美しく、そのうえ聡明な友人がひしめいている。彼女たちの美貌たるや、女性の私でもホレボレするほど・・・しかし、彼女たちの魅力は決してそれだけではない。
美貌の友人A(若かりし頃の美輪さん似)と銀座で仕事の打ち合わせ。「何か軽いものでも食べようか」と私。エレガントで完璧なお嬢様である彼女のこと、「じゃあ、どこどこのイタリアンでも軽く?」ときそうなところ、いきなり「じゃあっ!!とりぎん本店?」ときた。カンペキにオジサン・モード。それに、“軽く”と言った私さえ、釜飯をお茶碗に山盛り三杯分と焼き鳥8種を食べ尽くし、結局オジサン度はおあいこというところでした。
美女の友人Bとデートのお約束。久しぶりのことなので、「ドキドキ楽しみにしてるよ〜」と私がメールすると、「当日は”勝負下着”で行くわね。キャ〜キャ〜」と妙にもりあがった返信。・・・うう、どないしよう・・・。
こちらも目をひく美貌の友人C。そんな美女が自転車の操作ミスで転んだという。いたましい。どうしているかと思いきや、「今朝顔を洗う時、猫みたいに左手だけでゴシゴシしました。デッカイ猫です…という事は虎か? 」という独り言&自己完結メール。う〜〜ん、やっぱりあなたもおやじ路線まっしぐら・・・とタメ息と笑いが出てしまいました。
つまり今の時代、美しいだけじゃつまらないしものたりない。「おやじギャップ」が、希少価値あたえ、より美しさをきわだたせるようです。