目黒川を246方面にお散歩することは多いのですが、反対方向は街灯も少なく車も通らない静かすぎる遊歩道です。桜の葉っぱをカサカサいわせながら歩くこと5分、ぽっと明かりの灯った家屋風の建物。敷石に玉砂利、大きな板の引き戸。ここが、和食屋さん&バー、「晒柿(しゃれがき)」さんです。
地下に案内されると、薄明かりのなか穴蔵にいるようなリラックス感。わぉ!いったいどんなお料理を味わわせていただけるのでしょうか?
今回、暗すぎて撮影がままならなかったのですが、一品目はナント柿!それが、酢の物になっていて大根おろしとキュウリがそえてあるのですが、甘〜くとろりとした柿に酢醤油がめちゃくちゃマッチしてあとをひきます。家でもつくってみたい一品!
その他、アナゴやら、牡蠣やら、百合根やら、おいしい旬の素材をふんだんに使って、お料理にかける意気込みと居酒屋風店構えが妙なアンバランスで不思議です。うかがうと、あの名店「吉兆」で5年ほど修行されていたとか。なるほど〜・・・。どの分野でもそうですが、基礎がしっかりできている人が、そこに崩しを入れるととってもオリジナルでおもしろいものが出てきます。コースでいただいたのですが、お値段もとてもリーズナブルな様子でした(ごちそうさまぁ!)。
川のほとりにたたずむ小じんまりした秘密のダイニング。ひとひねりのおいしいものを召し上がりたいとき、せひどうぞ。