その昔、リュック・ベッソン監督の「グラン・ブルー」という美しい映画がありましたっけ。素潜り100メートルの記録をうちたてたジャック・マイヨールをモデルにした、まさに深海のブルーを堪能できる作品です。
この映画の中で、ジャックの親友、ジャン・レノ扮するイタリア人のエンゾが、ママのパスタを頬ばるシーンがあって、妙に脳裏に焼きついていました(食いしん坊は自然とこういうところに注意がいくのですわ)。
すると、友人が「エンゾのママのパスタを作った料理人」が代々木上原でお店を出している、というではありませんか。彼女いわく、「いちばんお気に入りのイタリアン」だとか。さっそくご一緒させていただきました。
前菜・メイン・パスタ・ドルチェ・・・どれもさっぱりとナチュラルで、会話とお料理にすべてのエネルギーを使いすぎてすっかり撮影をわすれるしまつ。
食材もお野菜たっぷりヘルシーで、かしこまったイタリアンというよりは家庭の食卓をイメージできそうな、ほっとできるお味です。
店構えもインテリアも、心がこもっています。十年以上、隣町に住んだことがある私としては、代々木上原の裏路地にこんなお店があったなんてうれしい発見です。
RKちゃん、ご案内ありがとう!&ごちそうさまでした♪