ホントに、毎日毎日風が気持ちよくって、おもてをそぞろ歩くのが楽しい季節です。
夕暮れどき、銀座の目抜き通りをお散歩していたら、なんともかぐわしい香りに引きよせられました。
見れば、一輪一輪丹精こめた芸術品のような薔薇が近寄りがたいほどのオーラを放っておりました。
いっぽう、近所の軒先にこぼれるように咲く野バラ。
こちらも夕暮れになると、あま〜い香りを漂わせて、行き交う人が思わず足をとめて眺めています。
銀座の薔薇のゴージャスさとは無縁な、こんなに小粒なバラだけれどもしっかり人の心をつかんでいるんですよね〜。
お花を見ていると、気づかされます。
造りがハデだろうが、ちょっとばかり地味だろうが美しさには関係ないと・・・。
咲いていることじたいが美しいのですよね〜。
そしてもうひとつは、自分の本分というか、自分らしさを恥じていないこと。
自分らしさを堂々と受け入れていることが花を輝かせるならば、この心意気、私たちにとっても美の秘訣かもしれません。