ICU(集中治療室) の友を想う

先日も書きましたが、只今うちのデジカメくん、誰かさんの心ない言葉の暴力によりショック状態におちいり「ICU」にて治療中です。

すごいフラストレーション!スウィーツ撮りた〜い!お花撮りた〜い!夕暮れ撮りた〜い!禁断症状で、右手の人差し指がフルフルしています(笑)。

ブログにのせるとかのせないにかかわらず、ただただうるわしいスウィーツを観ればシャッターをきりたくなり、夕暮れの街を観ればどのぐらいの暮れ加減が美しく撮れるかと考えたり・・・・思った以上に、カメラ小僧である自分に気がつきました。たぶん、長年絵を描いていたので、シャッターを押すことで「絵を描きたい」気持ちのどこかが癒されるのでしょうか。

それに、おもしろいものでデジカメをとおして、「今、ここにいる」という訓練もしていたことに気がつきます。デジカメとお散歩してるといろんなものに注意がむいて、空想にふけったり、過去や未来をさまよったり、ネガティブになったりしてるヒマがないのです。まさに、「今、ここ」に存在して、ここを呼吸しているのを感じます。「ここ」にちゃんと存在するのは気持ちのいいものです。

その昔、油絵を書き続けていた頃、デッサンを死ぬほどやりましたっけ。その中にクロッキーというのがあって、けずった割り箸に墨汁をつけて線描で人物をどんどんデッサンするのです。一枚、ものの3分で完成し、それを十数枚。3分以内にその人物の特徴、エッセンスをつかまないといけません。ぼやぼやしてると次ぎのポーズになっちゃいますし。し〜かし、おもしろいことに、これが今の仕事にかなり役立っています。ぱっとクライアントさんにおめにかかって、あっというまに相手の本質をつかむクセ。いまだに3分でやり終えるのですら(だから、「すぴこん」の10分カウンセリングが得意技なんでしょうね〜)。

デッサン、デジカメ・・・、こんなお遊びのように何気なくしていることでも、あんがい自分の魂の目的にとてもかなっているように感じます。