お茶の間シネマトーク 「レミーのおいしいレストラン」

これは、大人も楽しめるアニメ!

パリの街並は美しいし、フレンチの名店「グストー」のお料理はほんっとリアルでおもわず生ツバ(隣にいた女の子も「わ〜♪おいしそ〜!」と大歓声)。登場人物&動物のコミカルな動作や表情もよくキャラクターの内面を表現しているし。それに、CGの出来が素晴らしくって、主人公のおちこぼれシェフのリングイニと、ネズミにして天才シェフのレミーとひとつになって、はらはらどきどき楽しくふりまわされます。

こんなリアルなアニメを見て育つ現代のお子ちゃまはラッキーですね〜。とてつもなく想像力が豊になりそう。だって、大人だってこんなに目をみはる世界ですもの。子供にしたら、映画のなかで大冒険。

最近の人気アニメは、世の嫌われものがヒーロー。この作品だって、パリの下水道から出てきたネズミが超人気フレンチのシェフときてる。「汚い、気持ち悪い、ありえ〜〜ん!」と嫌悪感でいっぱいになるはずが、「かわい〜!おいしそ〜!たべた〜い!」になってしまう不思議。

この夏人気だったもう一本のアニメ「シュレック」だって、沼に住む化け物がお姫様と結婚してヒーローになっちゃう。もちろん、イケメン王子も登場するけど、なぜか腰抜けだったり、大の勘違い男だったりとさんざんなキャラクター設定ときています。「シュレック」は三作目になりますが、あのミドリで超太鼓腹の化けもの・・・いえ、もう化けものとよべないぐらい、チャーミングでハンサムで素敵に見えちゃう。今の時代、たんにハンサムで優秀なだけじゃヒーローになれないのですね〜。

レミーの作るオムレツを見て、むしょうにフワフワオムレツが食べたくなりました。レミーのお店はどこだっ??目印はネズミの看板!

涙壷度 :☆☆☆☆☆
お楽しみ度 :★★★★☆