仕事が終わった少し早めの夕方、いただきものの「フェルメール展」のチケットを握りしめ上野へ。
上野公園をぬけ、動物園を横目に、ようやく美術館にたどりつくと・・・なにやら事務員の女性が入り口にずらり。「あら〜!VIPなみのお出迎え?」と思うやいなや、「ただいま、閉館いたしました〜」
え〜〜、まだ5時よ。美術館って6時とか7時までやってるんじゃなかった・・・?
それは、六本木とか渋谷の美術館。都営はお役所のように一分の狂いもなく5時きっちり終わってしまうのでした。
しょ〜がないので、「フェルメール展」の看板写真をおみやげに(笑)、上野の森のお散歩をしばし楽しんできました。
ここ数日11月の気候などといわれるように急に冷え込んで、すでにまわりの桜並木はほんのりと色づきはじめています。
そこに、なんと最後の一匹と思われるよわよわしいセミの鳴き声。わ〜、まだ頑張ってたんだ。哀愁さえも感じます。このセミの声が聞こえなくなったら、桜も銀杏も一気に秋の色に包まれそうです。
「フェルメール」は、もっとたっぷり時間のあるときにゆったりと観なさいということね!秋の深まった上野にまたやってくることにいたしましょう。