奈良から、はるばるやってきたお漬け物・・・なかみは「聖護院かぶら」。なにやら優雅な響きをもつ古都にふさわしいお漬け物です。
添えられていたお手紙がまた素敵。「萩」や「われもこう」に彩られた便せんに、流れるような毛筆でしたためられています。
とても細やかな心を添えた贈りもの。じつは、女性ではなく男性からなのです。それも、東京から奈良へと旅をされた先から、おみやげをみたてて一筆そえて送ってくださいました。なんというお心遣い。
包みを開いただけで、心は悠久の都へ、そしてそこにおとずれる秋の色まで添えてくださいました。こんな贈りもののしかた、長らく忘れていたな〜と感じます。奈良から「秋」をいただいた気がしました。