いつもお世話になっているクリーニング屋のおじさん。なんと!タイに永住するとかで、店じまい。たいそうハッピーそうなおじさんですが、いつも安くしてもらっていた私は残念。
もともとクリーニング店が少ないこの界隈。残る一軒をめざして商店街へ向かいました。
セーターとジップつきのニットを差し出すと・・・「厚手のセーターは割り増しですからねぇ!」とクリーニング屋のおくさん。「これって厚手?」と私。「そうですよっ!厚いでしょ、ほら!」。そもそもセーターってどれも厚手で、わたしのはごくふつ〜だと思うけど。(最初から「このセーター、○○円になりま〜す」と言ってくれたほうがよっぽど気持ちがいいものです。)
前立てにチャックのついたニットにしても、「これはカーデガン扱いだから、セーターの値段にはできませんから。いいですかっ!」となにやらケンカごし。「でも、はじめてだからおまけしておくけどね」とトドメの一発。(これも、「おまけしておきますね〜♪」の一言のほうがよっぽどイイ感じ。)
さいごに「カードは作る?どうしますかっ?」ときた。なんでわたしが「お願いします」と言わなきゃいけないのだ!もう、遅いぜ!おばさん。私は二度と来ないと決めたのだ。
いるんですね〜。客商売にもかかわらずおそろしくネガティブコミュニケーションな人が・・・。ネガティブコミュニケーションとは、何を言っても「攻撃的」だったり「否定的」「批判的」なやりとりになってしまうこと。こういう人と話していると、そもそも話ははずまないしどっと疲れます。
おそらく、本人はまったく悪気はないのです。きっと、ふつ〜なのです。育ったおうちがいつもあんなコニュニケーションの仕方をしていたのでしょう。相手が攻めてくるまえに(誰も攻めないって!)、エネルギー的にプレッシャーをかけて相手をコントロールするというやり方。いっけん、強そうに見えますが怖れがいっぱいのコニュニケーションの仕方です。ほんとうに強い人は、そんなことするよりも相手を気持ちよく受け入れつつ、うまく自分のペースにのせちゃう。つまり、知らぬうちに手の平でコロコロしちゃう人です。
よけいなお世話かもしれないけれど、このおくさん、受け取れるはずの幸せをずいぶん取り逃がしているように感じました。モッタイナイ!
しか〜し、最近、何をみても皮肉たっぷりな自分の目線も要注意!反面教師ですよねっ。日常を味わい愛でる眼差しを持つと、なによりも自分が幸せになれます。おお、反省・・・反省・・・。