残暑が厳しいと、映画館に到着するなりいっきに極楽&和みモードに突入して、意識がモウロウ。気がつけば、映画はとっくにエンドロールだったりします(泣)。それに、ちょっとでもおもしろくないと、即どこぞへかトリップしちゃうという持病(?)の持ち主だし・・・。でも、しっかり最後まで見たこの三本。まずは、「アルフィー」。主演ジュード・ロウが知人のT氏にそっくりじゃありませんことっ!(ちなみにJ・ロウは、今やアメリカで最もセクシーな男優だそうな) そう思って観ていると、さらに同一人物にみえてくるからおかしい。くわえて、スーザン・サランドンが私のかつてのピアノの師匠に似てるとくれば、親近感たっぷり。たぶん、どちらも顔の詳細より、表情や物言い、エネルギーが似てるのでしょうね。
さて、お次は「ヒットラー〜最後の12日間〜」。追いつめられた地下要塞で起こる様々な人間ドラマ。なるほど、模擬刑務所で心理実験をしているうちに参加者が狂気に陥るという実話を映画化した、あの「es(エス)」の監督さんらしい作品です。この監督さん、密室での狂気がお好み?しかし、かつて天使役だったブルーノ・ガンツのヒットラーは、ちょいお人好し気味。いくら最期で弱っているといっても、もう少しコワレてる感じがほしかったですね。
さて、最後の「コーチ・カーター」は、なりゆきでたまたま見てしまった一本。期待がなかった分おもしろかったです。バスケ好きにはおすすめ。最悪な落ちこぼれチームが、コーチの愛情と信頼でメキメキ強くなって、人間としての尊厳まで磨かれてゆくさまを描いている実話です。やっぱり人の健全な成長には愛情にまさるものはありません。なまじっか小難しい作品よりも、単純明快、最後まで楽しめました。
「残暑の三連発」
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