徳永英明さんが女性ボーカリストをカバーしたアルバムが去年ヒットしましたっけ。ちょっとしたご縁からその三枚がわたしのコンピュータに入っていて、ときに思い出したように聴いておりました。
ところが最近、女友達に会うたびになぜかきまってこの「徳永さんのアルバム」話になるのです。みんな目をハートにして「あれいいよね〜。わたし欲しいと思ってるの」とおっしゃる。それじゃあ、コピー作るね!と、もう数セットプレゼントしてきました。
そして、先週もごはんを食べていた友人がまた「徳永さんのアルバム」話を持ち出すではありませんか。声楽家でオペラ専門の彼女が、いつかはあんなカバーのリサイタルをしてみたいと。
そんな彼女のためにCDを焼いているうちに、わたしもふたたびはまってしまいました。よし、きょうはこの三枚をかけながら何かしよう!と、たまったレシートの山をひっぱりだし仕分けし計算すること・・気がつけば3時間以上。おお!こんなに長時間お仕事に熱中できるなんて。今度の確定申告BGMはこれに決まりねっ!
カバーCDは他にもいろいろあるけれど、なぜにこの徳永さんがこんなに人気なのでしょう?オリジナルの楽曲はアレンジが凝りすぎていたり歌手の個性が強すぎて、詞のよさがわからない場合があるものです。これはときにギター一本だったり、ピアノとベースだけだったり。でも、いちばんの魅力は、この方の声かも。熱唱しているわけではなく、ほとんどサラサラという感じで歌いながしています(いや、本人は必死かもしれないけど)。それが、心地よく心にしみこんでくるのですよね。
友人には「まあ、たまにはこんなCDを聴きながら涙するのも心のお掃除になるよ」と言ったけれど、どうやら彼女はこれをかけながら部屋の掃除に精をだすようです。