恒例の「今年の漢字」が発表され、いっきに年末気分です。
今年は”新”! ですって。政治も経済も変化のさなかなので、ちょっと意外でした。
さて、みなさまの一年はいったいどのような漢字におさまるのでしょうか?わたしは・・・”崩”。
え?どうしちゃったの?大丈夫?と思われそうですが(笑)、これはわたしにとっては喜ばしい漢字。
長年、目の前に立ちはだかっていた大きな壁。飛びこえることも、迂回することも、破壊するすることも、ましてや引きかえすこともできず、相対すること早何年・・・。それでも、壁にアタックして玉砕したこと数知れず。もう、うんざりするとともに、今後一生、壁とともに生きるかぁ・・・とあきらめかけていたところ、ナント突然壁崩壊のきざしが見えはじめたのです。おそらく、何もすることができないと思いつつ、わずかながらにクサビを打ちこんできた成果でしょうか?
その不動の壁に変化が見えてから、ほかのいくつもの分野で変化が起りました。
実際、変化を起こしたいという気持ちはいつでも持ちつづけなければなりませんが、それが”いつ”なのかは”神のみぞ知る”。わたしたちの理性を越えたところからベストタイミングを携えてやってくる気がします。だから、願望や頑張りや努力がすぐに実を結ぶとは限らないのですね(ほんと、そういえばものごとって「もう、あきらめよう」と執着が切れたころ、まるであとを追うようにやってきます。)
あ〜、長かったぞ〜と思いつつ、ある確信が生まれました。わたしたちは表面の結果をみることだけにやっきになって急いでいるけれど、実はまだそのときは自分の内側の準備がととのっていないのです。おそらく、その結果を手にしても、結局はモノにできないで破棄してしまいかねません。あるいは、ありがたみがわからないのでフイにしてしまいます。待ったあげくにやってくるものは、味わいが一段と深いし、いとおしい。あせるわたしたちを横目に、宇宙は気長に寛容にわたしたちを育ててくれているんだな〜と感じます。(^_^)