お茶の間シネマトーク「飛び出すカールじいさん」

久しぶりに3Dの映画を観ました。そう、この眼鏡がミソなのです。予告の途中、「ここからは眼鏡をかけてご覧ください」というテロップが出ると、客席から「おぉっ・・・!」というどよめきが。きれいなのです。映像が以前の3Dよりもずっと美しい!ちょうど、ジョニー・デップ主演の「アリス イン ワンダーランド」の予告で、きゃ〜、ジョニデプが画面から飛び出して目の前にいる〜!たまりまへん。ティム・バートン監督の映画で、それがまた妖しくって楽しそう。これ、来年の4月の封切りですって(わくわく・・・)。

さて、鑑賞しにきたのは「カールじいさんの空飛ぶ家」。

これは、テレビの予告でもおなじみ。「愛する妻が死にました」という老妻を亡くしたおじいちゃんが「妻との約束の旅」に出るお話。それも、家ごと、たくさんの風船をつけて。

じゃじゃ馬の女の子と出会い、ともに成長し、結婚し、子どもをなくしながらも苦楽をわかちあい愛しあってきたカールじいさん夫妻。ふつうだったら、それで一本の映画に仕上がりそうです。でも、ここまでたったの数分、それも予告で全部見せちゃっています。

その後、よぼよぼのカールじいさんはどうしたのか?愛する奥さんとのほのぼのしたくだりからは予想もできない、とんでもない冒険へと突入。なんとかカールじいさんを支えていた歩行器は、いつしかカールじいさんの必殺凶器と化します(ひえ〜、おそろしや・・・汗)。

人はいくつになってもチャレンジと冒険があれば、じつは老いないのかもしれません。「災いといえども、結局はおくりもの」、つねづねそう感じてはいますが、カールじいさんの場合も妻を亡くしたことから人生のまったく新しい次なる章へと突入したのでした。

およそ、あの予告のようなさめざめとした内容ではありません。しかし、ディズニーはなんでも主人公にしたてるのが上手。おじいちゃんもので1時間半もたせるのはスゴイ(笑)。

涙壷度:★★★★☆(この涙は、はじまって直後、つまり予告のところだけです)

PS こう言ってはなんですが、アニメのカールじいさんよりも、実写のジョニデプが飛び出してくるほうが興奮しましたわ(^。^;)。3Dではない劇場もあるようなのでご注意。ちなみに、わたしは六本木ヒルズでした。