セッションを終了したB子さんからのご質問。「今はとってもいい気分。手っ取り早く、しあわせをキープし続ける方法って何でしょうか?」と。
「手っ取り早くしあわせでいる方法ね〜」・・・。とっさに答えたのがこんな方法。(「とっさ」は思考が働くひまがないので、けっこう深かったりします。)
まず、「しあわせ」っていう言葉じたいが、青い鳥のようなもの。「王子さまとお姫さまは生涯しあわせに暮らしましたとさ・・・」という物語で教育されると、「しあわせ」は一回手にしたら永続的なものだと勘違いしてしまいます。でも、たいていの「しあわせ」感って、一瞬キラリとやってきては去ってゆくもの。(もちろん、その下に脈々と流れる静かなしあわせ感はありますが)。
ずっと、ちゃんと、完璧にしあわせでいなければと思ってしまうと、「しあわせ」感は感じにくくなります。「しあわせ」の中身って・・・たとえば、心楽しい
感じ、嬉しい感じ、愛しい感じ、ありがたい感じ、誇らしい感じ、希望が持てる感じ・・・といろいろな感情があり、それらはすべてあるときやってきては去ってゆくもの。(去って行ってもじつは、ちゃんと心に蓄積されているのですが。)ですので、まず、「しあわせ」という単語よりもこれらの小さな感情をたくさん体験できるようにしてあげることが大切ですね。
その1 比較をやめる。ぜんぶ、「これでい〜のだ!」
苦しみのほとんどは、他と比較することから生まれます。比較から優劣がうまれ、優があるからこそ劣がやってくる、という果てしないUP DOWN ゲームに巻き込まれます。自分の体験、自分の持ち物、自分の容姿・・・そうなんだから、それでいいじゃないですか。
あと、現状に対して、「ま、いっか!」を口グセにするのもおススメです。そのぐらいユルく構えましょう。
その2 「今」を好きになる
今がイヤだから、いつか幸せになる・・・。といっても、いつまでたっても、どこまでいっても、自分が直面しているのは不思議に「今」ばかり。人生は「今」の連続。「いつか」は幻想なのです。
自分がいる場所がいつだって「今」なのだったら、「今」、たった「今」、ちょっと口角を上げて微笑んで、とりあえず生きてるし、とりあえず笑えるし、悪くないんじゃない?幸せだわ♪と言ってしまいましょう。
その3 一日にいち感動以上
「感動するようなことなんてありませ〜ん」と言わないでくださいね。たとえば、昨日のわたし。「お散歩中、おもわぬところからクチナシのいい香り!ああ、シアワセ」「雨の日割引で、クスリ屋さんで1000円ゲット、ありがたいな〜!」などなど。いろいろびっくりできるし、喜べる、感謝できる、エキサイトできる、愛しく感じる・・・これ、心をフレッシュに保つ秘訣です。やって来ては去って行く、こんな日々のプラス感情をいつくしみましょう。
また、たまには、感動ものDVDで爆泣きもおススメ。
その4 自分に正直に
自分の最期がやってきたとき、いったい人は何を後悔するのでしょうか?・・・それは、自分に正直でなかったこと。自分が本当にしたいことを自分にさせなかった、自分が本当に言いたかったことを伝えなかった・・・など自分に対して不正直であったこと。
だから、日頃から小さなことで自分に正直になる習慣をつけましょう。スーパーでヨーグルトを買う、カフェでスウィーツをオーダーする・・・こんなささいなことでも、体脂肪やら、ダイエットを考えてばかりいるのではなくて、自分の気持ちを聞いてあげる練習をしましょう。小さなことができるようになると、イザというときに自分の気持ちに正直である習慣がつくでしょう。
その5 人と自分が喜ぶことをする
自分のことばかり年がら年中考えていると、どんどん自分がちっちゃくなってカチカチに萎縮してしまいます。一方、人を気遣うと、エネルギーがまわりに放射されて、その思いやりの波動に引寄せられて楽しいこと、嬉しいこと、ラッキーなことがやってくるのです。エネルギーは外へ外へ。そして、まわりに自分を与えるとき、その贈りものと引きかえに、きっとあなたの欲しいものがやってきます。キリスト教では、そっといいことをすることを「天に宝を積む」といいます。この宝の量が、「運」でもあるのですね。
そして、自分を意図的に忘れ、まわりや他人に注意を注ぐこと、これは心地よく健康な毎日を送る秘訣でもあるのです。