声楽家の友人、瀬尾美智子ちゃんの演奏会に出かけてきました。
ショパン生誕200年を記念して、ショパンの歌曲(歌曲なんて、あったのですね!)をショパンの時代のプレイエルピアノで歌います。
美智子嬢いわく「だめ”だっだ〜!ごえ”がじぇん”じぇん”でな”い”〜!!」と嘆いておりましたが、わたしは夢見心地できいておりました。
そうなんです。彼女はふだんから全部濁点のような迫力の喋り方をする方。それに、平気でわたしにビンタをくらわせようとするのは彼女ぐらいなものです(こんなこと暴露したら、あとで身にキケンが・・・?)。
しかし、いったん麗しいドレスに身をつつみ舞台に上がるや、聴いてるわたしがのけぞるほどの美しい歌声と華麗な身のこなしで淑女に大変身。このギャップがなんともいえず、今回も大満足。
いろいろな仕事をしている友人がいるけれど、仕事をしているときの姿はふだんの顔とはまた違い、あらためて惚れなおす瞬間なのでありました。
そうそう、大おばあちゃん(いや、おじいちゃんか?)ピアノの響きは、重厚というよりはどこかなつかしく可愛らしい音色でした。ピアノさんもお疲れさまでした。