数日前のこと・・・。
「この部屋、ヘンだよ」・・・・と突然のコメント。
えっ?!わたしの部屋の何がヘンだって?
「なんか・・・こう・・・いつもと違うヘンな感覚が・・・」と言いつつも、言葉をにごす。しまいには「あとで、詳しく話すよ」と。
で、カフェでお茶を飲んでいたときに、もう一度聞いてみた。
「さっきのヘンって何が?・・・何かあの部屋によからぬものがいるってこと?」なんせ、このお方は見えないであろうものがしばしば見え、またいろいろと予知してしまうお方。他の誰かだったら軽く聞き流すところ、わたしもついついヒートアップ。
「う・・・ん。帰ったら窓を開けて・・・そうだな・・・ガーリックとか・・・・」
はあ?ガーリックゥですかぁ?!
その後もいろいろ追求したけれど、なぜか口が重い。けれど、わたしはその「ヘンな感じ」の正体をつきとめようと必死。あいまいにされるのがいちばん困る。
するとようやく口を開くと。「なんだか・・・誰かに見られているような・・・」感じがしたと。
それって、お亡くなりになってる人?それとも、まだ生きてる人、つまり生き霊とか?
「たぶん、それだ」
ヒエ〜〜!そんなにさらっと言いながすけれど、それってそうとう気持ちわるいってこと自覚してますかぁ〜?
わたしは重い足でいつもは居心地のいいはずの我が家に戻ってきて、「ああ、なんか気持ちわるいな〜。聞かなきゃよかった。で、どうすりゃいいの?ガーリック?」・・・と思ったところに、突然の電話。
「あのさ〜、さっきのヘンな感じ。あれはテレビの後ろからだよ。あそこがヘンだ。何か気配がする」
きゃ〜〜!もっと困る。そんなに断定されても・・・。いよいよ気持ち悪いんですけど。
そういえば、今朝起きるときに目眩がしたのはそのせいだったりして?そうだ!きっと、そのせいだ!
ああ、やだな〜。エクソシストしなきゃいけないの?そんなの営業品目にないんですけど・・・。
おそるおそる例の部屋に入ってみる。すでに暗い。いやだけどテレビの後ろをチェックしようと近寄ってみる。テレビの後ろは、もともとなにもない。
すると、ん・・・?
何もないはずの空間に・・・なにやら黒い塊が!
きゃ〜、誰か〜〜〜!!・・・と、叫んでもいられず、その黒い塊をつまみあげてみた。
・・・・・・・・
急遽、脱力・・・。
やられた〜・・・=3
キ、キ、キミだったのぉ〜?ああ・・・ハロウィンジョークね。
あまりなじみがないので、まんまとハメられました。
「堪忍してよね。マジで気持ち悪かったんだから」と怒ると、「その子、こうもりバンパイアなんだよ。今朝、目眩がしたのも、その子に血でも吸われてたんじゃないの?首に噛んだあとがあるでしょ?はっはっは」ときた。これこそ、”Trick AND Treat"!カボチャのクッキーあげたにもかかわらず、あっさりいたずらされた・・・。
お手柔らかにお願いしますよ〜。リアルで気持ち悪すぎ・・・でした。
よおし、来年はリベンジ!一本先にとるぞ!それも、よりリアルにね。今から、考えます!