”29-Dy Giving Challnenge”の気づき

昨年、キャミ・ウォーカー著 「ギフトを贈ると奇跡が起きる」という本を読みました。進行中の多発性硬化症を患うキャミは、身体がどんどん不自由になり仕事をあきらめ、歩くことすらままならず家にこもりっきり。パートナーとの関係も悪化の一途をたどり、お先真っ暗。

彼女は、あるサイキックからすすめられた「29日間ギフトを贈る」というエクササイスにチャレンジしはじめます。心から与える気持ちで行うこと、与えながら毎日日記をつけるとこ、そして一日でもできなかったらふり出しに戻ること、というルールがあります。この本はその29日間に、与えることによって起る彼女の変化の日記なのです。ギフトは友人へのランチだったり、見知らぬ人への親切、はてはホームレスへの食事であったり、言葉や思いやりのことも。彼女は軽い気持ちでこれを始めたものの、数日でみるみる元気に。外出もできるようになり、パートナーとの仲もラブラブ。仕事も再開します。病気に支配される無力な被害者から喜びを創り出すポジティブな創造主へ。

わたしも「与えることと受けとること」というテーマでセミナーをしたこともあり、「与えること」のパワーは重々承知していました。で、ものは試しにこの「29日間のエクササイス」を試みることに。(それを聞いて、「29個、毎日プレゼントがもらえる〜♪」と喜んでいるやからあり!・・・失笑、勘違いしてない?)

これがね〜、29日結構長いです!!中盤、キャミのように夜になっても何も与えていないことに気づき、あわてることも。

こんなシンプルなエクササイスでも、気づくことはたくさんあってびっくりです。自分のパターンがあらわになります。

まず、「与える」というよりはこっそり「むしりとっている」自分に気づきガクゼン・・・・!!(知らなかった・・・。みんなゴメンね〜。)あるいは、与えたように見えても、まだ握りしめていることも。つまり、「それどう?気に入った?使ってくれてる?」と完全に相手に手放していないのです。また、純粋に与えているつもりでも、あんがい隠された意図、つまり何かそれによる見返りを期待していたり、ギム感で与えていたりる場合も(ああ・・・)。

そのうえ、人に何かしてあげたい、プレゼントしたい、と思いつつもついつい先延ばしにしたり実行しなかったりすることも多々発見。(これをすぐに行動に移すことはとても気持ちのいいことです。)そして、あんがい「人が与えてくれるのを待っている」自分がいたり、その期待が叶えられないと勝手に被害者に突入するパターンとか・・・あまり見たくないものにあれこれ遭遇(汗)。

結局、(定説どおり)与えることによってたくさんの恩恵をいただきましたが、なによりも自分の持っている豊かさを形にして与えることで自分が嬉しくなり、その流れるエネルギーによって相手と自分の境目がなくなって「あなたとわたし」がひとつの輪になってゆく、つまり「すべてがひとつ」ということを体験的に知ることができましたよ。

「待ち」をやめて自分から動くことになったり、被害者意識(あんがい、みなさん持ってる意識です)がなくなったり、よいことの出し惜しみをしなくなったり・・・いろいろ変化あり。なによりも、ハッピーになったかな。

じつは、29日はとっくに終わっているのですが、まだゆるゆると続行中。クライアントさんにもオススメして、みなさんいろいろ気づきを得ています。29日コテコテにやるのも実りがありますが、自分に”できる限りで”というモードでも十分だと思います。きっと嬉しい、楽しい気づきと変化があることでしょう♪

PS こちらのキャミのサイト(英語ですが)から29日のチャレンジにサインアップできます。29日を続行中のみなさまのコメントも日々アップされています。