しばしシュールな世界へ

すっかり忘れていた「シュルレアリズム展」。さいわい開期が延長され、なんとかセーフ!そのうえ、節電により早く閉館するのを忘れていて、これも閉館ギリギリセーフ=3

パリ、ポンピドーセンター所蔵、ってことはそーとー前衛的?「シュールはどれだって前衛的でしょ?」と言われるかもしれませんが、「楽しくフシギな」シュールと「かなりいっちゃってます」系シュールとがあって、ポンピドーセンターだったらまちがいなく“いっちゃってます”系だわ。

というわけで、ちょっとわたしテイストからは微妙にずれていましたが、大好きなダリの作品もきていました。

わたしの持っているダリのコピー(→)、そのオリジナル版「部分的幻影、ピアノに現れたレーニンの6つの肖像」に遭遇。実物はかなり大きいです。わたしのはとってもちっちゃい複製なので細部などあったものではなく、あらためて「ふ〜ん、こういう絵だったんだ」と理解を深めたわけです。

しかし、生ダリを観ているとあいかわらず細部描写のすごさに驚かされます。この作品はわりとラフなタッチにもかかわらず、鍵盤の上のレーニンの顔やら楽譜の上のアリさんたちはしっかりと描きこまれていました。アリさんの影まで描き込まれていて、いったいどんな筆を使っているのだろ〜と興味津々。う〜ん、あのナマズのようなおヒゲは筆のかわりだったのか??

その他、彫刻、リトグラフ、写真・・・(ブラッサイの写真まで。彼の写真のどこがシュールなの?!)

しばし異次元を楽しみ、絵を観たあとは美術館のまわりの緑でたっぷりと癒されてきました♪