お茶の間シネマトーク「TSUTAYAさん“オススメ良品”から」

最近、DVDにしろ劇場ものにしろ、新作に興味をひかれず旧作を観る機会が多いです。

TSUTAYAさんの「オススメ良品」の棚から無作為に選んだ一枚をご紹介。

「おもしろくなかったら返金してくれる」というので、何の情報も先入観もなしでさっそく観てみました。

まず、登場するお金持ちの女性。着ている水着が腰骨の上まで切れ上がった超ハイレグ。今見ると、これってかなりの赤面ものですね。1980年中頃ぐらいに流行ってたかな〜?そして次に、彼女のだんなさんが使っている携帯電話。なんともデカッ!!細長いお弁当箱みたいなものにバンドがついていて、手の平を差し込むようになっています。うんうん・・・これも、90年代よりも前ですよね。そして極めつけは、バックに流れる音楽。ひと頃流行ったAORっぽい響き? (Adult Oriented Rock というらしいジャンル。えっと、シカゴとかクリストファー・クロスとか・・・。完全にトシがばれるね!!汗)これも80年代の特徴的な音楽。

ストーリーは、かなり性悪のセレブの奥方にコキ使われ罵倒されたうえ賃金ももらえなかった大工の男性が、この女性が記憶喪失になったのをいいことに自分の妻だと偽り、ちゃっかり子供の面倒も見させ自分に仕えさせ・・・ま、復讐するわけです。しかしそうするうちに、女性の夫君が妻の所在をつきとめ救出してしまいます。そこでこの女性の記憶もすっかり戻るわけです。大工の男性の企みがバレて大変なことになると思いきや、じつは二人はとっくにラブラブになっていたので、悲しいことに引き裂かれてしまったわけです。極貧の生活から、もといたセレブな生活にもどってしまった愛する女性は自分のことなど忘れてしまったのか?しかし、ここから大工の男性と子供たちの大奪還劇、愛する女性を取り戻しに行くというストーリー。

あとで調べてみたら、これは1987年(おお、やっぱり!)、あのプリティ・ウーマンのゲイリー・マーシャルの初期の作品です。そして、記憶喪失の女性役はなんとケイト・ハドソンのお母さん、ゴールディ・ホーン。とってもキュートでメグ・ライアンを彷彿とさせます(いや、メグ・ライアンが彼女に似てる、が正しい)。大工さん役は、実生活でもパートナーであるカート・ラッセル。「潮風のいたずら」という作品でした〜!!

返金の必要まったくなし!おもしろかったです。ジェニファー・ロペスでリメイクされる(された?)そうですが、こちらはどんな感じなんでしょうね〜?そちらも観てみたいです。