表参道ヒルズの正面玄関で会う約束をしました。
「電車が遅れて20分遅刻します」というメッセージを受けとったので、ヒルズ内のお店を探検することに。なんせ、レストランに二回ほど寄ったきりで未知の世界、それに敷居が高そうなお店ばかり...。完全に腰がひけてそうそう長居をする気にもなれず、ひとつ、またひとつ・・・と次々お店をハシゴ。
そうするうちに「今、玄関についたよ〜」という連絡がきたので、「同じフロアのお店にいるから来て!」・・・と言ったものの待てどくらせどあらわれず。いったい、どこ行っちゃったのだ? あまりに遅いのでこちらから電話してみると「一階のどこ?見渡してもどこにもいないよ〜」と困った様子。ここは吹き抜けになっているので、全体が見渡せるのです。
「だから、一階のラーメン屋さんの前!」と言いながら、ちらりとわきの案内版が目のはしをかすめる・・・・と、そこには「三階」という文字が。
あれ?あれ?なんで三階?さっき一階の玄関から入って、一度も階段もエスカレーターもエレベーターも使ってないのに。キツネにつままれた気分。
じつは、このビル、通路がかたつむりのようになっていて、歩いていると自然に上の階へと上かってしまうのでした。なんだか、昔よく遊んだ折り紙の「だまし船」の感覚(船の帆先を持っていたとおもったら、舳先だったという)、で気づいたら違うところにおりましたよ。
しかし、一瞬、夢遊病者のように知らないうちにエスカレーターを使ったかもしれない自分を疑いましたよ(はい、暑いからね。そんなこともあるかと・・・汗)。なによりも、正常でよかったです、ハイ。
セッションにいらっしゃるクライアントさんがよく口にされる言葉は、「ホント、いつも同じところをグルグルしてるようで面目ない・・・」と。しかし、人生の構造も表参道ヒルズ的だと思うのです。ご安心ください。自分ではひとところをグルグルしちゃってるように思えても、決してそうはいかない。気がつけば知らないうちにちゃんと上昇してるんですよ!!