T大病院とマツゲ

先日コンタクトをリニューワルしたとき眼科の先生に「あ、これ専門の先生に診てもらったほうがいいわよ」とあることを指摘され、T大病院の眼科の先生宛に紹介状を書いていただき、予約もとっていただいた。

検査当日、なんのための予約?・・・というほど待たされて、ようやくわたしの番になった。しかし、視力やら眼圧やらまた先日の眼科と同じ検査の繰り返し。そして何時間たった頃か、ようやくセンセのお部屋へ通された。

カルテから顔をあげてわたしの顔を見るなり、「それ、どうしたの?」とセンセ。そ、それ・・・?って何のことかわからず返答に困っていると、「あなたのマツゲだよ」(本日、マツゲに異常があって来たわけではありません)。

「あのね、ふつ〜の人のマツゲってひさしのように生えているんだよ。でも、あなたの根元から上向いてるでしょ」と。これはお化粧品を買いに行くと美容部員の人にもれなく「マツゲパーマですか〜?」と言われるマツゲ。別にマツゲパーマでも、激しくビューラーしたわけでもなく、「あの〜わたし、天パーなんです」という答えになる。

今は髪が長めなのでゆるゆるウェーブになっているけれど、ショートヘアにしたときはちゅるんちゅるんになっていた。なので、マツゲのような短いパーツは激しく天パー状態が作用してしまうのか・・・?

それにしてもセンセ、その答えじゃ十分ではないらしく「天パー?・・・そんなふうにならんでしょ。見たことない」ときた。でも、なってるんですけど?

そうとう珍しかったのか、その後しばらくセンセはマツゲについて語り、わたしのマツゲを調べていた。いや〜、わたしは他の人のマツゲがどうなっているかなんて気にしたことなかったし、こんなもんでしょと思っていたのでそんなに興味をもたれても・・・。昔はこのマツゲに一生懸命ビューラーをかけて上げていたっけ。みんながやっているようにね。(上がったというよりも、直角になっただけ)。でも、マスカラをつけるとき上まぶたにベッタリついてしまうので、みんなどうやって塗っているのか疑問ではありました(ひさし型だと、下からマスカラで持ち上げてもまぶたにはつかないのね)。

紹介状の件に関しては、「あなたまだ若いし、当分心配いらない」ときた。おっと、センセ、わたしのカワイめワンピに騙されてる?と思い、「あの〜、わたし○○歳ですけど〜」と言ってみた。しかし、あっそ・・・という表情で、もっとトシとったら来なさいと言われた。

え〜・・・こんなに待たされたあげくマツゲ談義のみで問題ないですって、本当に大丈夫〜?と疑いましたよ。ちょっと理不尽さを感じながらも、まあ、その道の権威のセンセに問題ないと太鼓判を押されたのだから、もっと喜んでよいはずなのですが。

けっこうカクゴして来ていたのに、へっ?先生、マツゲですか・・・?とかなり拍子抜けしたのでありました。

しかし、メデタシ、メデタシ。