再来週、T 社さんの社員研修を依頼されています。180名という大人数なので半分にわけて二日がかり。
お題目は“すぐにでも使えるコミュニケーション術”。社員の方がそれぞれコミュニケーション不足を感じていらっしゃるとか。
そうですよね〜。セラピーをしていて感じるのは、あの問題も、この問題も、その問題も、つきつめれば人間関係、コミュニケーション不全に行きつくのです。つまり、コミュニケーションがうまくいかなければ、人生で多くのものを失うハメに・・・ヨメやらオットのみならず、仕事、財産、健康さえも。
学校では役に立つコミュニケーションの仕方を教えくれなかったので、しょうがないといえばしょうがないのですが。結局、家族から見よう見まねで学んだものの、そもそも日本の家族は正直なコミュニケーションを得意としていないので役に立つはずもありません。(七代先まで同じ問題を繰り返し、いやもっと、それがまっとうなやり方だと信じ込んでしまいます。)
さすがに昔のように「メシ、フロ、ネル」という必要最小限しか口にしないオトウサンは減ったにしても、それでも肝心なことを伝える習慣がないため、子供もいちばん肝心なときに自分の気持ちや望みを素直に口にすることができません。日本の家族にはディスカッション、ディベートの習慣がないから、いざ口にして否定されると一気にペシャンコ。それ以降は一切口にしなくなるか、あるいはキレる、攻撃する、暴力をふるうという間違った方向に向かってしまうことも。打たれ弱い文化なのですよね。
コミュニケーション、そして円満な人間関係こそが、質のいい幸せな人生を送る最も重要なカギであると言えます。
なので、この社員研修は「わたしが教える」というよりは、じゃんじゃん実習をしていただき、身体で感じて、それをちゃんと口で表現していただこうと思っています。人は決して「頭」では変わることはできないのですよね。「五感」が納得したときに、人は潜在意識レベルから変化を起こし「頭」も自然とそれについてくるのです。なので、潜在意識にジワジワチクチクとたっぷり刺激をさしあげましょう、ふっふっふ・・・(あぶないセミナーか?!)。
やりたいことは山のよう。伝えたいこともてんこ盛り。プログラムは作ったものの、これいったい何日かかるのよ、という膨大なものに・・・汗。
泣く泣く大幅にカットしつつ、また次回「るん」のワークショップのときにでも大放出いたします。
しばらくは、コミュニケーションについて日々おもいをめぐらす毎日なのです。