秋らしくピアノリサイタルを鑑賞してきました。
前半はショパンプログラム、後半はベートーヴェンのソナタ。ショパンコンクールで入賞経験のあるポーランドのピアニストさん。なのでショパンはお手のもの。でも、最後のプログラム、ベートーヴェンの「熱情」は迫力でした。彼がピアノか、はたまたピアノが彼か・・・という鬼気迫る一体感。
しかし、ショパンにしろ、ベートーヴェンにしろ、作曲家は旋律が♪タララ〜♪とひらめいたりこみあげてきたりしたとき、それを正確に譜面に起こすことができたということじたいがスゴイことですね。(それができてこそ、作曲家なのでしょうけど。)
そのおかげで、こうして二百年余の月日が流れてもなお、彼らが表現したかったメロディーがそのまま再現されるのですものね。素晴らしいです。(ひらめいたメロディーの表現がピアノの鍵盤だけでは足りなくなると、コンチェルトやシンフォニーが生まれるのでしょうか。いや、シンフォニーははじめから、きっとシンフォニーでやってくるんだろうな〜。)
三回あったアンコールは、ラフマニノフに続き、シメはやっぱりショパン弾きらしく「エチュード」でした。ブラボ〜♪
通路にあった「20世紀のマエストロ」という写真展。カラヤンあり、マリア・カラスあり ・・・ どの表情も真剣そのもの!凛々しく美しいです。