なごむ午後

白金にある「松岡美術館」に行ってきました。

展示は「女性美」がテーマ。エジプト、ヘレニズム、クメール、現代まで、様々な女性の彫刻をメインに絵画の展示も。

しかし、古代ローマのヴィーナスやアフロディーテの顔って、なぜかどこで見ても同じですね。それって、誰も見たことがないキリストの顔がみんな同じなのに似ています。

大好きな上村松園の掛け軸を発見(この美術館はフラッシュなしの撮影ができます)。ふっくらとした女性の面立ち、そしてなんとも奥ゆかしい表情。背景に桜の花びらが舞うこの絵は「春宵(しゅんしょう)」というタイトルです。いったい何を耳打ちしているのでしょうね?

観賞後、お庭へ。

開きはじめた桜に彩られたお庭には、ほのかに沈丁花の香りがただよっていました。