12-10-11 幸せのヒケツは自分がないこと

すっかり秋が深まってきました。

それと同時に、今週末に向かって忙しいったら!

やることが山のようにあるのに、あっというまに一週間!その反面、一週間前のことは遥かいにしえにさえ感じるのです。どうなちゃっているのか?

その昔、こんなことを考えたことがありました。いつもいろいろなことに熱中していると時間が飛ぶようにすぎてしまって、ふと気がついたときにはおばーちゃんでゲームオーバー、人生終わりになっているんじゃないかと。

そこで、よし、ちょっと時間の外側に出ていよう!と思ったわけです。

時間の外側に出るって、自分の体験と自分の意識がちょっとずれていて、客観的に外から自分をながめているような感じ。カメラが引きになったように自分を見ているというか。熱中しすぎているときには、自分と物事とがあまりに一体化しすぎて、自分も時間も何もかもなくなっちゃう感じがしたので、外から眺めながら自分がここにいる感じを感じてみようと・・・。あはは、ど〜ゆ〜理論?(^。^;

しかし、これをすると人生、ぜんぜんおもしろくありません。

何事にも動じないというメリットはありますが・・・。時間の流れが重たくなり(軽快でなくなり)、退屈。それに、当事者意識が薄らぐので、感情・感動もかなり low になります。

ゆえに、人生の楽しさ半減でやめました。

そう考えると、「熱中すること」が幸せを感じる大きな要因ですね。

心理学の研究の中にも、幸せになる行動のひとつとして「フロー状態」があげられています。フロー状態とは、早くいえば「我を忘れた状態」のこと。フローを研究していたチクセントミハイは「素晴らしい人生はフローによってもたらされる」といっていますものね。

わたしたちの身体はこの世の中で物理的に人やものから分離していますが、フロー体験を通すことによってもともと「ひとつであったこと」を体験し、思い出そうとしているのかもしれません。だからフロー状態に魂が喜ぶのです。フロー状態になると、さらなるエネルギーが沸き上がってきたり、新たな能力が開発されたり、行くべき未来が開けたりするのも、すべてとの一体なることがわたしたちの魂が求める本来の姿だからなのでしょうね。

では、わたしも今週末までの自分消滅フロー状態を幸せのあかしとして、ありがたく体験させていただくことにいたします。(^^;;
(ハマりすぎて、自分が身体まで消滅しちゃわないかしら・・・汗)