ひらめき読書

さわやかな秋晴れです。(^-^)ノ

窓を開け放っていると、キンモクセイのいい香り。

年ごとに開くのが早くなっていたので、忙しくしているうちに終わってしまったかと思っていました。実家にキンモクセイの大きな木があったせいか、この香りは子どもの頃から印象づけられている香り。そして、この香りを合図に秋が深まってゆく感じがします。

ちょっと時間に余裕ができて、久々に読書中。「アルケミスト」です。羊飼いの少年がピラミッドの宝物をめざし旅をしながら、人生の智恵を学んでゆくお話し。

この本を最初に読んだのは、もう二十年近く前かもしれません。

昨日、おとといと、複数の友人から「今“アルケミスト”を読んでいて、久しぶりに読むとまた違っていいよ」という話しを偶然耳にしました。で、わたしもなんだか読み返してみたくなった次第です。

「アルケミスト」の中にも、「“前兆”(サインのようなもの)を大切にする」ことが書かれていますが、このそれぞれの友人から同時にきいた言葉が私にとっての「前兆」のように感じたのですね。こんなちょっとした「ひらめき」に従うことで、予期せぬ方向に導かれたりします(それが人生のおもしろいところ)。

すでに本棚の中に見つからず、本屋さんで購入。今は文庫になっています。

本って不思議で、読む人の内面の変化にともなって、まるで内容が書き換えられているようにさえ感じられること。

まったく新しい本を読んでいる気分です。