お茶の間シネマトーク「それでも赤いマントは手放せない、進化したスーパーマン」

その昔、「Super」という単語は、ホントに Super で「ありえなくスゴイ」ことを表わしていたのでしょうね。しかし、このご時勢、 「Wow, super!」って言ったら、「ちょっとイイネ!」ぐらいになってしまいました。

なので、「スーパーマン」のありがたみ(?)、ガタ落ち・・・。

「なんで今、スーパーマンなの?」という気持ちはいなめません。それに、あのコバルトブルーのタイツに赤パンに赤マントって、お子ちゃまのヒーローだったら許せるけど、今やとても強そうには見えません。そんな姿で敵の前に立ったら、笑いとばされそうな・・・(汗)。

なるほど〜、だからタイトルは「スーパーマン」じゃなくって、「マン・オブ・スティール」なのね。

冒頭は、「ん?これってスーパーマン?スターウォーズの間違いじゃ?」と思うほどSF満載。

ここまで進化した話なのに、なお、青タイツ?胸には「S」マーク?・・・といぶかっていたら、青タイツの素材は綿ジャージではなく(以前、本当に綿ジャージだったかは不明・・・)、スパイダーマンと同じようなタイトでダークなメッシュのスーツにバージョンアップ。そして、ちょっと滑稽にもなりかねない「S」マークは、決して「Super」の「S」ではなく、スーパーマンの故郷、クリプトン星で「希望」を表わすマークになっておりましたよ。(でも、いくら進化してもマントの着用は必須なのか??)

それにしても、アバターやスパイダーマンから3Dはどんどん進化して、音といい、スピードといい、とてつもないことになっています。バトルシーンなんて、投げ飛ばしたらビルの5~6個は平気で破壊されているし。そんな超人的な戦いをしててまったくの不死身なのに、最後はなぜ首を閉められただけであっけなく死んじゃう、という不思議・・・。(あ、スーパーマンじゃなくって、悪役がね!)

というわけで、一緒に観たSちゃんと、またまたゴハンを食べながら、ゲラゲラと大つっこみ大会は尽きません。かなり、つっこみがいがありました。

なので、あまりストーリーはこだわらず、進化した特撮を楽しむエンターテイメントと思えば、かなりスッキリ感が味わえるかもしれません。