気づきの日記「自分を日々、ホメちゃいましょう!」

わたしたちが必要としている言葉とは何でしょう?
何を言われたくて、わたしたしは日々努力しているのでしょう?

「あなたが必要だ」と誰かに言ってもらうこと?
「大切な人だ」「かけがえのない存在だ」「あなたじゃなくちゃダメなんだ」と・・・それは職場でも親密な人間関係でも同じです。わたしたちは「そのままの自分で大切にされたい、認められたい、かけがえのない存在だと言われたい」のです。

そのために、日々努力しています。ときには、本当の自分とは違うものになってもいい・・・認められるためならば・・・と。

でも人はあてになりません。あなたに感謝していても口に出してくれるとは限らないし・・・なによりもみんな、人生をサバイバルすることに忙しくって、「人を認めている」ヒマがあったら「わたしが先に、認められたい」とさえ思っているわけです。(かなり余力がないと、人をほめられません。)

だから、自分が欲しいものが「外からやってくる」のをじっと待っていると、いつまでたってもやってこないことにガッカリするし、やってこないのは自分に価値がないからと思ってしまいます。

なのに、わたしたちは常に外を気にすることを覚えてしまいました。「何かはいつも外からやってくる」と思っているから。コワイものも、与えられるものも、みんな外からくると・・・。だから、外を気にすることに全部のエネルギーを使ってしまうのです。

・・・じつは・・・「外と内は同じ」であること。「外側と自分は、じつはつながっている」ということを誰も教えてくれなかったから。

ほんとうは、「外側は自分の内側の合わせ鏡」。

よ〜く、よ〜く気をつけて見ていると、外側の世界は自分のココロの世界を追いかけてきているのがわかります。自分の持っていた気持ち・感情をなぞるように、象徴するような何かが起ってくるのです。

外側のことにびっくりして、反応すればするほど、じつはその渦の中に巻きこまれて、何がなんだかわからなくなってしまいます。

さて・・・そもそも、なぜそんなに外側から認められたいと思うようになってしまったのでしょう?

わたしたちは幼少の頃、家でも学校でも、常に「ちゃんんとできているか」「できていないか」をジャッッジされてきたし、常に採点されてきたのです。・・・だから、うまくいっているのか、これでいいのか、ここに存在していていいのか、間違っていないのか・・・取り返しがつかないうちに、誰かに何かを言ってほしいのです。

誰かの言葉を待っていると、たとえその言葉がきたとしても、その言葉の主に依存してしまうことになります。その言葉なしではいられなくなっちゃう。

基本的には人生、「自給自足」なのです!外からやってくるのを期待をしてもんもんとするよりも、まずは自分に自分で与えてあげることが大切なのですね。

なにはともあれ、まずは自分で自分にOKを出してあげましょう!

自分で自分をホメてあげましょう!自分で自分にハイタッチしてあげましょう!自分で自分にハグしてあげましょう!・・・そして、自分で自分にちゃんとごほうびをあげましょう!

わたしたちは自分の大切な人だと一生懸命ねぎらうけれど、こと自分に関しては、まるで存在していないようにないがしろにしがちです。

なかなかすぐに大きな承認はできないかもしれませんが、夜、眠る前に「きょうの努力」をちゃんとホメたたえてあげること。「雨の中、よく会社に行ったよね〜」「あの上司、機嫌がわるかったけど、よくガマンして仕事したよね〜」「8時間も働いて偉いね〜」「あのレポート、間に合ったね!すごいね」(実際、わたしたちは日々たくさんの努力をしているのです。ひとつひとつ、「あたりまえだ!」なんて冷たく言い放たずに、ねぎらってあげましょう。)

こんなシンプルな自分をホメるクセでも、じつは心にはとても大きな癒し効果、平安効果があります。

こまめにやっていると・・・外から賞賛されるか、認められるかなんて、あまり気にならなくなるし、人に対して、腹がたったり、ひがんだりしなくなるし。・・・そして、なによりもよいことは、自分が自分をホメていると、あら不思議、まわりも自分のことをホメてくれるようになってくるのです。(そうそう!外は自分の合わせ鏡!ホメられる自分を見せてくれる。)

もうすぐクりスマスですね。この一年の自分の努力やいろいろをねぎらって、是非、自分自身にすてきなクリスマスプレゼントを買って、お疲れさま会でもしてくださいね〜。自分との望年会も!

まわりの人よりも、まずは、自分にやさしく♡やさしく♡


(「気づきの日記」バックナンバーはこちら
: 古川 貴子/心理療法家・ヒプノセラピスト)